～朦朧～ 歌詞 焚吐 ふりがな付

先天性せんてんせいの優劣ゆうれつ さあ抗生剤こうせいざいを投与とうよして投与とうよして
100ccの点滴てんてき 心こころを溶とかしていく
毎分まいふん毎秒まいびょう躁鬱そううつ この病室びょうしつに放火ほうかして放火ほうかして
名なも知しらぬドクター 未来みらいを照てらしてよ

自分じぶんのつまんなさを そいつが吐はき出だすもののつまんなさを
丸まるごと全部ぜんぶ収録しゅうろくしたこの人生じんせいのつまんなさと対峙たいじする時間じかんが
この世よで一番いちばん嫌きらいです ほら前頭葉ぜんとうように鈍痛どんつう

「私わたしだけが」って顔かおで暗雲あんうん垂たれ込こめてる空そらに中指なかゆび立たてりゃ最後さいご
この身みに落おちる雷かみなり さながら避雷針ひらいしん… ってな感かんじの夢ゆめを見みていた

先天性せんてんせいの優劣ゆうれつ さあ抗生剤こうせいざいを投与とうよして投与とうよして
100ccの点滴てんてき 心こころを溶とかしていく
毎分まいふん毎秒まいびょう躁鬱そううつ この病室びょうしつに放火ほうかして放火ほうかして
名なも知しらぬドクター 未来みらいを照てらしてよ

慢性的まんせいてきな自殺じさつ願望がんぼう 良好りょうこうな関係かんけいを築きずきたいのは山々やまやまですが
ある程度ていどの距離きょりは保たもっておきたいというか
触ふれ合あうことそれ自体じたいが死しというか
僕ぼくらは少すこし互たがいを知しりすぎた

ああ 手描てがきを模もした趣味しゅみの悪わるい壁紙かべがみ 吸入器きゅうにゅうきの匂におい
エントランスで大袈裟おおげさな咳せき 絶たえず雪崩なだれ込こむ情報じょうほう 悪あしきインプット

「お前まえは幸しあわせだ、恵めぐまれてる」とかいう脅迫きょうはくの下もと
心こころは陰かげる一方いっぽうで 救世主きゅうせいしゅも現あらわれやしない
ああ どうせこのまま奈落ならくの底そこまで堕おちてく運命うんめいならば
せめて描えがき出だす放物線ほうぶつせんは美うつくしくあるよう願ねがう

先天性せんてんせいの優劣ゆうれつ さあ抗生剤こうせいざいを投与とうよして投与とうよして
100ccの点滴てんてき 心こころを溶とかしていく
毎分まいふん毎秒まいびょう躁鬱そううつ この病室びょうしつに放火ほうかして放火ほうかして放火ほうかして
放火ほうかして放火ほうかして放火ほうかして…

僕ぼくは思おもう 例たとえば突然とつぜんきれいなが蔓延まんえんして
それでも許ゆるせないので君きみと君きみの君きみの脆弱性ぜいじゃくせいを突つく
昨日きのう捨すてるはずだったの嘘うそと 分わかる
分わからない… ここに落おとした記憶きおく… 名残惜なごりおしく… は、ない!
僕ぼくが規律きりつです きっと世界せかいを分わかってくれなかった世界せかいが…
懲罰ちょうばつ…? ところであいつはとして僕ぼくもきっといつか…
罰ばっするが同おなじは君きみの… なぜなら僕ぼくだからに帰結きけつして…
正常せいじょうです!正常せいじょうです!正常せいじょうです!正常せいじょうです!