ORDINARY ～冬の午後～ 歌詞 石井聖子 ふりがな付

「君きみが望のぞむなら終おわりにしていい」
あなた微笑ほほえんで うつむいたまま 時ときが過すぎる
あれは晴はれた日ひの 陽ひだまりの中なかで
わたし 頷うなずいて さよならしたわ 遠とおい冬ふゆの午後ごご

共ともに生いきる それだけが愛あいしゃないんだと
ずっと言いい聞きかせていて
別わかれ選えらぶ それも愛あいの形かたちなんだと
信しんじていたから

あんなわがままを どうか許ゆるしてと
いつか会あえるなら伝つたえたいのよ こんな冬ふゆの午後ごご

「君きみが望のぞむなら 総すべて捨すてていい」
強つよく抱だき寄よせて 誓ちかってくれた 淡あわい記憶きおく
愛あいが足たりないと もっと構かまってと
わたし せがんでは 困こまらせていた 全部ぜんぶ分わかってて

求もとめ合あえる それだけが愛あいじゃないんだと
ずっと認みとめたくなくて
赦ゆるし合あえる それが愛あいの形かたちなんだと
今いまは解わかるのに

あんなに笑わらって あんなに泣ないたわ
だけど心こころから温ぬるめ合あった 寒さむい冬ふゆの午後ごご

共ともに生いきる それだけが愛あいじゃないんだと
今いまもそう思おもいたくて
別わかれ選えらぶ それも愛あいの形かたちなんだと
信しんじていたいの

愛あいしていますか? 愛あいされてますか?
どうか幸しあわせでいて欲ほしいのよ こんな冬ふゆの午後ごご