春はるとは名なばかりの 凍いてつく小道こみちを
駅えきへ急いそぐ露子つゆこよ-
鉱山こうざんの町まちを棄すてて どこへ行いくのか
誰だれもあの子こを 見送みおくりゃしない
飯場はんばの荒あらくれが 集あつまる酒場さかばを
なんで辞やめた露子つゆこよ-
知しらぬ土地とちで泣ないて 窃ひそかっと去さるのか
濡ぬれた睫毛まつげが さみしじゃないか
半年はんとし 働はたらいた 灰色はいいろのこの町まち
じっと見みてる露子つゆこよ-
あすはどこの空そらで 春はるを待まつのか
白しろいマフラが 可哀かわいそうじゃないか
春haruとはtoha名naばかりのbakarino 凍iてつくtetsuku小道komichiをwo
駅ekiへhe急isoぐgu露子tsuyukoよyo-
鉱山kouzanのno町machiをwo棄suててtete どこへdokohe行iくのかkunoka
誰dareもあのmoano子koをwo 見送miokuりゃしないryashinai
飯場hanbaのno荒araくれがkurega 集atsuまるmaru酒場sakabaをwo
なんでnande辞yaめたmeta露子tsuyukoよyo-
知shiらぬranu土地tochiでde泣naいてite 窃hisokaっとtto去saるのかrunoka
濡nuれたreta睫毛matsugeがga さみしじゃないかsamishijanaika
半年hantoshi 働hataraいたita 灰色haiiroのこのnokono町machi
じっとjitto見miてるteru露子tsuyukoよyo-
あすはどこのasuhadokono空soraでde 春haruをwo待maつのかtsunoka
白shiroいiマフラmafuraがga 可哀kawaiそうじゃないかsoujanaika