火ひを噴ふく山やまを 見上みあげたら
涙なみだこぼれる 二年にねんぶり
落葉松からまつの林はやし つきる空そらに
あの日ひのままの 雲くもひとつ
死しんでもやれず 抱だきもせず
あの子こ一人ひとりを 山裾やますそに
ふり棄すててにげた
弱よわい俺おれが 今更いまさら何なにを 悔くやみごと
火ひを噴ふく山やまを 見上みあげても
誰だれがふたたび 呼よぶものか
ほろにがい影かげの 白しろい雲くもよ
せめては秋あきの 風かぜに散ちれ
火hiをwo噴fuくku山yamaをwo 見上miaげたらgetara
涙namidaこぼれるkoboreru 二年ninenぶりburi
落葉松karamatsuのno林hayashi つきるtsukiru空soraにni
あのano日hiのままのnomamano 雲kumoひとつhitotsu
死shiんでもやれずndemoyarezu 抱daきもせずkimosezu
あのano子ko一人hitoriをwo 山裾yamasusoにni
ふりfuri棄suててにげたtetenigeta
弱yowaいi俺oreがga 今更imasara何naniをwo 悔kuyaみごとmigoto
火hiをwo噴fuくku山yamaをwo 見上miaげてもgetemo
誰dareがふたたびgafutatabi 呼yoぶものかbumonoka
ほろにがいhoronigai影kageのno 白shiroいi雲kumoよyo
せめてはsemeteha秋akiのno 風kazeにni散chiれre