Ra.n.se 歌詞 石川さゆり ふりがな付

諦あきらめようとしました
忘わすれる…ためらいました
あなたは誰だれかを愛あいし
私わたしはカゲロウになる

遠とおくの鐘かねの響ひびき
あの人ひとまでは届とどかない

あなたに揺ゆらめいて
涙なみだ一ひと雫しずく
心こころにひとひらの
夜叉やしゃが生うまれる

泣ないて泣ないて泣ないて
行いけども乱世らんせい
泣ないて泣ないて泣ないて
恋こい通とおりゃんせ

若わかさが邪魔じゃまをしました
愚おろか…と叱しかられました
温ぬくもる肌はだと心こころは
誰だれにも奪うばえはしない

逆巻さかまく風かぜに二人ふたり
神かみの声こえさえ聞きこえない

許ゆるされざる恋こいを
人ひとは責せめられない
あまねくその胸むねに
夜叉やしゃが潜ひそんで

抱いだいて抱いだいて抱いだいて
果はてなく乱世らんせい
抱いだいて抱いだいて抱いだいて
夢ゆめ通とおりゃんせ

見みつめていて 月つきよ あと少すこし
屍かばねたちを包つつむよう

あなたに揺ゆらめいて
涙なみだ一ひと雫しずく
心こころにひとひらの
夜叉やしゃが生うまれる

泣ないて泣ないて泣ないて
行いけども乱世らんせい
泣ないて泣ないて泣ないて
恋こい通とおりゃんせ

抱いだいて抱いだいて抱いだいて
果はてなく乱世らんせい
抱いだいて抱いだいて抱いだいて
夢ゆめ通とおりゃんせ