待まちわびてた 手紙てがみには
たった一言ひとこと さよならと
二月にがつの雨あめは つれなくて
歩あるき続つづけても ひとり
月つきもいない 空そらも見みえない
思おもい出でが あふれて
捨すてられた 犬いぬのように
濡ぬれながら 街まちに消きえる
悲かなしみが 押おし寄よせて
遠とおい海うみへ 流ながされてゆく
忘わすれない 僕達ぼくたちは
ぶつかりながら 抱だきしめあった
風かぜと風かぜ
二人ふたりで見みた 星空ほしぞらは
群青色ぐんじょういろが 切せつなくて
あの時とき 交かわした夢ゆめを
やっと握にぎりしめている
さくら貝がいに 波なみは静しずかに
思おもい出でが あふれて
むせかえる 白しろい吐息といき
いつまでも いつも 今いまも
悲かなしみが 止とまらない
あまりにも 幸しあわせ過すぎた
忘わすれない 僕達ぼくたちは
彷徨さまよいながら 抱だきしめあった
風かぜと風かぜ
待maちわびてたchiwabiteta 手紙tegamiにはniha
たったtatta一言hitokoto さよならとsayonarato
二月nigatsuのno雨ameはha つれなくてtsurenakute
歩aruきki続tsuduけてもketemo ひとりhitori
月tsukiもいないmoinai 空soraもmo見miえないenai
思omoいi出deがga あふれてafurete
捨suてられたterareta 犬inuのようにnoyouni
濡nuれながらrenagara 街machiにni消kiえるeru
悲kanaしみがshimiga 押oしshi寄yoせてsete
遠tooいi海umiへhe 流nagaされてゆくsareteyuku
忘wasuれないrenai 僕達bokutachiはha
ぶつかりながらbutsukarinagara 抱daきしめあったkishimeatta
風kazeとto風kaze
二人futariでde見miたta 星空hoshizoraはha
群青色gunjouiroがga 切setsuなくてnakute
あのano時toki 交kaわしたwashita夢yumeをwo
やっとyatto握nigiりしめているrishimeteiru
さくらsakura貝gaiにni 波namiはha静shizuかにkani
思omoいi出deがga あふれてafurete
むせかえるmusekaeru 白shiroいi吐息toiki
いつまでもitsumademo いつもitsumo 今imaもmo
悲kanaしみがshimiga 止toまらないmaranai
あまりにもamarinimo 幸shiawaせse過suぎたgita
忘wasuれないrenai 僕達bokutachiはha
彷徨samayoいながらinagara 抱daきしめあったkishimeatta
風kazeとto風kaze