山やまの者ものなら 山やまに吼ほえ
海うみの漁師りょうしは 海うみを恋こい
心こころの憂うさを 呑のみ干ほしながら
欠かけた茶碗酒ちゃわんに 嗤わらってみせる
負まけてなるかよ 男おとこなら
威風堂々いふうどうどう 俺おれの道みち
祭まつり太鼓たいこの 勇いさみ節ぶし
みのる稲穂いなほも 秋風かぜの中なか
ふるさと捨すてた 男おとこの背せなに
命いのちあずけた 女おんなもいたが
待まっちゃないだろ 遠とおい春はる
昭和しょうわ生うまれの 泪なみだ歌うた
所詮しょせんこの世よは 峠とうげ越ごえ
宿やどは海峡かいきょう ふる畳たたみ
場末ばすえの酒さけは 男おとこの酒さけだ
奢おごりおごられ 遠慮えんりょはせぬが
雪ゆきの深ふかさは まだ知しれぬ
威風堂々いふうどうどう 俺おれの道みち
山yamaのno者monoならnara 山yamaにni吼hoえe
海umiのno漁師ryoushiはha 海umiをwo恋koいi
心kokoroのno憂uさをsawo 呑noみmi干hoしながらshinagara
欠kaけたketa茶碗酒chawanにni 嗤waraってみせるttemiseru
負maけてなるかよketenarukayo 男otokoならnara
威風堂々ifuudoudou 俺oreのno道michi
祭matsuりri太鼓taikoのno 勇isaみmi節bushi
みのるminoru稲穂inahoもmo 秋風kazeのno中naka
ふるさとfurusato捨suてたteta 男otokoのno背seなにnani
命inochiあずけたazuketa 女onnaもいたがmoitaga
待maっちゃないだろtchanaidaro 遠tooいi春haru
昭和syouwa生uまれのmareno 泪namida歌uta
所詮syosenこのkono世yoはha 峠touge越goえe
宿yadoはha海峡kaikyou ふるfuru畳tatami
場末basueのno酒sakeはha 男otokoのno酒sakeだda
奢ogoりおごられriogorare 遠慮enryoはせぬがhasenuga
雪yukiのno深fukaさはsaha まだmada知shiれぬrenu
威風堂々ifuudoudou 俺oreのno道michi