にぎわう街まちの 片隅かたすみで
俺おれと良よく似にた 奴やつがいる
のれんに風かぜが 吹ふくたびに
ちいさな咳せきして 酒さけを呑のむ
泥どろにまみれた くやしさは
ひとりで ひとりで耐たえるもの
コップの底そこに 映うつるのは
お前まえと別わかれた 街まちだろか
若わかさといえば それまでの
冷つめたい別わかれの それっきり
どこで どうしているのやら
今いまさら 今いまさら遅おそすぎる
生いきてくことの はずかしさ
想おもい出だすたび 酒さけを呑のむ
ひと文字もじ欠かけた ネオン見みて
心こころにぽっかり 穴あながあく
酔よえば 酔ようほど淋さびしさが
男おとこの肩かた抱だく 屋台やたい酒ざけ
にぎわうnigiwau街machiのno 片隅katasumiでde
俺oreとto良yoくku似niたta 奴yatsuがいるgairu
のれんにnorenni風kazeがga 吹fuくたびにkutabini
ちいさなchiisana咳sekiしてshite 酒sakeをwo呑noむmu
泥doroにまみれたnimamireta くやしさはkuyashisaha
ひとりでhitoride ひとりでhitoride耐taえるものerumono
コップkoppuのno底sokoにni 映utsuるのはrunoha
おo前maeとto別wakaれたreta 街machiだろかdaroka
若wakaさといえばsatoieba それまでのsoremadeno
冷tsumeたいtai別wakaれのreno それっきりsorekkiri
どこでdokode どうしているのやらdoushiteirunoyara
今imaさらsara 今imaさらsara遅osoすぎるsugiru
生iきてくことのkitekukotono はずかしさhazukashisa
想omoいi出daすたびsutabi 酒sakeをwo呑noむmu
ひとhito文字moji欠kaけたketa ネオンneon見miてte
心kokoroにぽっかりnipokkari 穴anaがあくgaaku
酔yoえばeba 酔yoうほどuhodo淋sabiしさがshisaga
男otokoのno肩kata抱daくku 屋台yatai酒zake