ぼくは古ふるい電燈砂漠でんとうさばくの真まん中なかでひとり
空そらに穴あなが開あいてあかりが漏もれる夜よる
凍こごえた砂すなの上うえ
墓標ぼひょうの立たち並ならぶ場所ばしょで
息いきを吸すい込こんだ肺はいいっぱい吸すい込こんだ
「誰だれか誰だれかぼくを探さがしておくれ
寂さびしい夜よるをひとつ切きり取とっておくれ
遠とおく遠とおく地ちの果はてまで届とどくようにぼくは
照てらしているからいつでも」
ぼくは古ふるい電燈埃でんとうほこりに塗まみれてはひとり
枯かれた井戸いどの縁ふちに見知みしらぬ首飾くびかざり
いつのまにかここは都市としから砂漠さばくへと変かわり
あんなに賑にぎわった遠とおい過去かこも幻まぼろし
「誰だれか誰だれかぼくを見みつけておくれ
青あおい青あおい海うみへ連つれてっておくれ
甘あまい匂においを振ふり払はらい続つづけるためぼくは
灯ともっているからいつでも」
見みつめてるよぼくは今いまも
地球ちきゅうの上うえで光ひかる星ほしだ
誰だれもぼくを知しらなくとも
まだ見みぬあなたのために光ひかる
見みつめてるよぼくは今いまも
闇やみの中生なかいきる電燈でんとうだ
消けせない傷きずも消きえないまま
灯あかりは旅立たびだち歌うたを歌うたう
見みつめてるよぼくは今いまも
地球ちきゅうの上うえで光ひかる星ほしだ
誰だれもぼくを知しらなくとも
まだ見みぬあなたのために光ひかる
あなたに会あいたいな
ぼくはbokuha古furuいi電燈砂漠dentousabakuのno真maんn中nakaでひとりdehitori
空soraにni穴anaがga開aいてあかりがiteakariga漏moれるreru夜yoru
凍kogoえたeta砂sunaのno上ue
墓標bohyouのno立taちchi並naraぶbu場所basyoでde
息ikiをwo吸suいi込koんだnda肺haiいっぱいippai吸suいi込koんだnda
「誰dareかka誰dareかぼくをkabokuwo探sagaしておくれshiteokure
寂sabiしいshii夜yoruをひとつwohitotsu切kiりri取toっておくれtteokure
遠tooくku遠tooくku地chiのno果haてまでtemade届todoくようにぼくはkuyounibokuha
照teらしているからいつでもrashiteirukaraitsudemo」
ぼくはbokuha古furuいi電燈埃dentouhokoriにni塗mamiれてはひとりretehahitori
枯kaれたreta井戸idoのno縁fuchiにni見知mishiらぬranu首飾kubikazaりri
いつのまにかここはitsunomanikakokoha都市toshiからkara砂漠sabakuへとheto変kaわりwari
あんなにannani賑nigiわったwatta遠tooいi過去kakoもmo幻maboroshi
「誰dareかka誰dareかぼくをkabokuwo見miつけておくれtsuketeokure
青aoいi青aoいi海umiへhe連tsuれてっておくれretetteokure
甘amaいi匂nioいをiwo振fuりri払haraいi続tsuduけるためぼくはkerutamebokuha
灯tomoっているからいつでもtteirukaraitsudemo」
見miつめてるよぼくはtsumeteruyobokuha今imaもmo
地球chikyuuのno上ueでde光hikaるru星hoshiだda
誰dareもぼくをmobokuwo知shiらなくともranakutomo
まだmada見miぬあなたのためにnuanatanotameni光hikaるru
見miつめてるよぼくはtsumeteruyobokuha今imaもmo
闇yamiのno中生nakaiきるkiru電燈dentouだda
消keせないsenai傷kizuもmo消kiえないままenaimama
灯akaりはriha旅立tabidaちchi歌utaをwo歌utaうu
見miつめてるよぼくはtsumeteruyobokuha今imaもmo
地球chikyuuのno上ueでde光hikaるru星hoshiだda
誰dareもぼくをmobokuwo知shiらなくともranakutomo
まだmada見miぬあなたのためにnuanatanotameni光hikaるru
あなたにanatani会aいたいなitaina