あやとり 歌詞 諫山実生 ふりがな付

黄昏たそがれの街まち 君きみを見みかけた
あの日ひとまるで 変かわらないその瞳めに
記憶きおくの隅すみで 隠かくれてた想おもい
時ときを超こえて 呼よび覚さますの

「卒業そつぎょうしてもかわらないから」
いつもの君きみの 口癖くちぐせだったけど
移うつろう季節きせつ 流ながされるままに
君きみの心こころを 見失みうしなった

教おしえて下ください 愛あいは刹那せつなに咲さいた夢ゆめなのですか?

そう ふたりの恋こいは 交まじわる事ことない物語ものがたり
あの 夏なつの日ひに置おき忘わすれた 祈いのりを解とき放はなちたい

君きみから伸のびる 細長ほそながい影かげ
踏ふまないように ゆっくり追おいかけた
あの時ときふたり 語かたり合あったのは
今いまここにあるはずの未来みらい

教おしえて下ください 面影おもかげ残のこした日々ひびは夢ゆめなのですか?

そう ふたりの恋こいは 胸むねから零こぼれた砂時計すなどけい
あの 夏なつの日ひに言いえなかった 言葉ことばを取とり戻もどしたい

何なにを信しんじたらいい?
何なにも信しんじたくない
逸それた心こころ

そう ふたりの恋こいは 哀かなしみに染そまる糸いと遊あそび
あの 夏なつの日ひに帰かえれるなら もう一度いちどやり直なおしたい

黄昏たそがれの街まち 君きみを見みかけた
ほつれた糸いとは 二度にどと戻もどらないの…?