年老としおいた男おとこが涙なみだもぬぐわず
陽ひに焼やけたこぶしを握にぎりしめ語かたる
今いまは亡なき息子むすこと妻つまへ生いきる力ちからが欲ほしいと
その顔かおに刻きざまれた男おとこの生いき様ざま
もう誰だれも責せめはしない たとえ今いま死しんでも
シェナンドー悲かなしみの河かわ 何なにも知しらずに流ながれる
教会きょうかいの鐘かねの音ねが遠とおくで聞きこえる
幸福しあわせに暮くらしてたあの頃ころの響ひびき
少すこしも変かわってはいないと男おとこはそうつぶやく
想おもえばつらい日ひも長ながく続つづいた
けれど輝かがやいていたあの時ときにもう二度にどとは戻もどれない
シェナンドー悲かなしみの河かわ 何なにも知しらずに流ながれる
この河かわのほとりを妻つまと歩あるいた
この河かわで息子むすこと泳およいだ想おもい出で
年老としおいた男おとこの最後さいごの涙なみだ 今いまこの河かわに捧ささげん
男おとこは指先ゆびさきで 砂すなにしるした
今いまこそ帰かえらん母ははなる海かわへ 身みも心こころも帰かえらん
シェナンドー悲かなしみの河かわ 何なにも知しらずに流ながれる
シェナンドー悲かなしみの河かわ 何なにも知しらずに流ながれる
年老toshioいたita男otokoがga涙namidaもぬぐわずmonuguwazu
陽hiにni焼yaけたこぶしをketakobushiwo握nigiりしめrishime語kataるru
今imaはha亡naきki息子musukoとto妻tsumaへhe生iきるkiru力chikaraがga欲hoしいとshiito
そのsono顔kaoにni刻kizaまれたmareta男otokoのno生iきki様zama
もうmou誰dareもmo責seめはしないmehashinai たとえtatoe今ima死shiんでもndemo
シェナンドsyenandoー悲kanaしみのshimino河kawa 何naniもmo知shiらずにrazuni流nagaれるreru
教会kyoukaiのno鐘kaneのno音neがga遠tooくでkude聞kiこえるkoeru
幸福shiawaseにni暮kuらしてたあのrashitetaano頃koroのno響hibiきki
少sukoしもshimo変kawaってはいないとttehainaito男otokoはそうつぶやくhasoutsubuyaku
想omoえばつらいebatsurai日hiもmo長nagaくku続tsuduいたita
けれどkeredo輝kagayaいていたあのiteitaano時tokiにもうnimou二度nidoとはtoha戻modoれないrenai
シェナンドsyenandoー悲kanaしみのshimino河kawa 何naniもmo知shiらずにrazuni流nagaれるreru
このkono河kawaのほとりをnohotoriwo妻tsumaとto歩aruいたita
このkono河kawaでde息子musukoとto泳oyoいだida想omoいi出de
年老toshioいたita男otokoのno最後saigoのno涙namida 今imaこのkono河kawaにni捧sasaげんgen
男otokoはha指先yubisakiでde 砂sunaにしるしたnishirushita
今imaこそkoso帰kaeらんran母hahaなるnaru海kawaへhe 身miもmo心kokoroもmo帰kaeらんran
シェナンドsyenandoー悲kanaしみのshimino河kawa 何naniもmo知shiらずにrazuni流nagaれるreru
シェナンドsyenandoー悲kanaしみのshimino河kawa 何naniもmo知shiらずにrazuni流nagaれるreru