祖国そこくを追おわれた 小ちいさな町まちで
祖国そこくを恨うらんで 年老としおいた男おとこ
酒場さかばの隅すみで泣なきながら
おまえは帰かえりたいとうたった
娘むすめや妻つまでさえ おまえを恨うらんでいると聞きいた
それでもおまえを 駈かり立たてるものはなんだ
船ふねを出だすには 腕うではやせすぎ
夢ゆめを追おうほどに 若わかくはないけれど
入江いりえで休やすむ為ためだけなら
船ふねに白しろい帆ほはいらない
結末けつまつの解わかった短みじかい悲劇ひげきを
演えんじる男おとこが 一人ひとりくらいいてもいい
Oh ジョー 我わが心こころのたった一人ひとりの友とも
今日きょうを限かぎりの別わかれの酒さけを
俺おれはきっとこの町まちで 命いのちを終おわるだろうが
最後さいごにイカシた夢ゆめをくれたぜ
あの世よであったなら もう一度いちどうたっておくれ
あの世よであったなら もう一度いちどうたっておくれ
祖国sokokuをwo追oわれたwareta 小chiiさなsana町machiでde
祖国sokokuをwo恨uraんでnde 年老toshioいたita男otoko
酒場sakabaのno隅sumiでde泣naきながらkinagara
おまえはomaeha帰kaeりたいとうたったritaitoutatta
娘musumeやya妻tsumaでさえdesae おまえをomaewo恨uraんでいるとndeiruto聞kiいたita
それでもおまえをsoredemoomaewo 駈kaりri立taてるものはなんだterumonohananda
船funeをwo出daすにはsuniha 腕udeはやせすぎhayasesugi
夢yumeをwo追oうほどにuhodoni 若wakaくはないけれどkuhanaikeredo
入江irieでde休yasuむmu為tameだけならdakenara
船funeにni白shiroいi帆hoはいらないhairanai
結末ketsumatsuのno解wakaったtta短mijikaいi悲劇higekiをwo
演enじるjiru男otokoがga 一人hitoriくらいいてもいいkuraiitemoii
Oh ジョjoー 我waがga心kokoroのたったnotatta一人hitoriのno友tomo
今日kyouをwo限kagiりのrino別wakaれのreno酒sakeをwo
俺oreはきっとこのhakittokono町machiでde 命inochiをwo終owaるだろうがrudarouga
最後saigoにniイカシikashiたta夢yumeをくれたぜwokuretaze
あのano世yoであったならdeattanara もうmou一度ichidoうたっておくれutatteokure
あのano世yoであったならdeattanara もうmou一度ichidoうたっておくれutatteokure