なみだの宿 弾き語りアレンジ(大下八郎1964年) 歌詞 走裕介 ふりがな付

想おもい出での 想おもい出での
湯ゆの街まちあかり
女おんなゆえ 女おんなゆえ 涙なみだにぬれて
さよならを さよならを
告つげたあの夜よる

汽車きしゃがくる 汽車きしゃがくる
わかれを連つれて
海沿うみぞいの 海沿うみぞいの さびれた宿やどに
泣なき虫むしの 泣なき虫むしの
影かげがくずれる

いやだよと いやだよと
泣ないてたあの娘こ
いやだって いやだって ゆかなきゃならぬ
湯ゆの街まちに 湯ゆの街まちに
咲さいた恋花こいばな

矢絣やがすりの 矢絣やがすりの
似合にあうほそい娘こ
おまえには おまえには 母ははの田舎いなかで
針仕事はりしごと 針仕事はりしごと
させておきたい