「抱だきあえば 抱だきあうほど 涙なみだが出でるのは
決けっして悲かなしいからじゃないよね
私わたしを抱だいてる その向むこう側がわで
あなたは何なにかを探さがしているんでしょう」
「遠とおくへ行いかないで お願ねがいだから
私わたしはここにいるのよ
あなたがみつめてる 私わたしだけを見みて
どこか知しらない場所ばしょへ連つれてって」
「たのむから そんなに苦くるしまないでくれ
一途いちずな願ねがいのまま 時ときを駆かけ抜ぬけてゆけ
お前まえは お前まえを失うしないながら
俺おれの中なかで 迷まよわず溶とけてゆけ」
「お前まえの吐息といきが寄よせては返かえすたび
俺おれの鼓動こどうに重かさなってゆくだろう
きっと生うまれる前まえに 俺おれたちどこかで
出会であっていたのかもしれないね」
「そのかすかな記憶きおくをたぐり寄よせるために
あなたは私わたしを愛あいしているの?」
「そうさ もしも この俺おれが死しんでしまったとしても
お前まえの 魂たましい の中なかで 俺おれは生いきるから」
「たのむから これ以上いじょう 悲かなしまないでくれ
朝あさがくるその前まえに 二人ふたりで行いこう
雪降ゆきふる 限かぎりなく白しろい場所ばしょへ
お前まえと二人ふたりで 行いこう
雪降ゆきふる 限かぎりなく白しろい場所ばしょへ
お前まえと二人ふたりで 行いこう」
「抱daきあえばkiaeba 抱daきあうほどkiauhodo 涙namidaがga出deるのはrunoha
決kextuしてshite悲kanaしいからじゃないよねshiikarajanaiyone
私watashiをwo抱daいてるiteru そのsono向muこうkou側gawaでde
あなたはanataha何naniかをkawo探sagaしているんでしょうshiteirundesyou」
「遠tooくへkuhe行iかないでkanaide おo願negaいだからidakara
私watashiはここにいるのよhakokoniirunoyo
あなたがみつめてるanatagamitsumeteru 私watashiだけをdakewo見miてte
どこかdokoka知shiらないranai場所basyoへhe連tsuれてってretette」
「たのむからtanomukara そんなにsonnani苦kuruしまないでくれshimanaidekure
一途ichizuなna願negaいのままinomama 時tokiをwo駆kaけke抜nuけてゆけketeyuke
おo前maeはha おo前maeをwo失ushinaいながらinagara
俺oreのno中nakaでde 迷mayoわずwazu溶toけてゆけketeyuke」
「おo前maeのno吐息toikiがga寄yoせてはseteha返kaeすたびsutabi
俺oreのno鼓動kodouにni重kasaなってゆくだろうnatteyukudarou
きっとkitto生uまれるmareru前maeにni 俺oreたちどこかでtachidokokade
出会deaっていたのかもしれないねtteitanokamoshirenaine」
「そのかすかなsonokasukana記憶kiokuをたぐりwotaguri寄yoせるためにserutameni
あなたはanataha私watashiをwo愛aiしているのshiteiruno?」
「そうさsousa もしもmoshimo このkono俺oreがga死shiんでしまったとしてもndeshimattatoshitemo
おo前maeのno 魂tamashii のno中nakaでde 俺oreはha生iきるからkirukara」
「たのむからtanomukara これkore以上ijou 悲kanaしまないでくれshimanaidekure
朝asaがくるそのgakurusono前maeにni 二人futariでde行iこうkou
雪降yukifuるru 限kagiりなくrinaku白shiroいi場所basyoへhe
おo前maeとto二人futariでde 行iこうkou
雪降yukifuるru 限kagiりなくrinaku白shiroいi場所basyoへhe
おo前maeとto二人futariでde 行iこうkou」