すずらん通どおりを 通とおり抜ぬけ
灯あかりの途絶とだえた 一角いっかくに
ひとつぼんやり 居酒屋いざかやの
赤提灯あかちょうちん 揺ゆれている
言葉少ことばすくなに 男おとこたちが
憂うさ晴ばらしに 飲のむ酒さけ 愛あいし
あゝああ あゝああ あの人ひとの
寂さびしい背中せなかを 思おもい出だす
群むれに馴染なじまぬ 者ものどうし
目めと目めを合あわせた それだけで
心こころ通かよわす 夜よるもある
身体からだ通かよわす 夜よるもある
情じょうに絆ほだされ 女おんなたちが
嘘うそを承知しょうちで 飲のむ酒さけ 哀かなし
あゝああ あゝああ あの人ひとは
今頃いまごろどうして いるだろか
理屈りくつで割われぬ 男おとこと女おんな
差さしつ差さされつ 飲のむ酒さけ 可笑おかし
あゝああ あゝああ あの人ひとが
そっと肩かたを叩たたく 気きがする
あゝああ あゝああ あの人ひとの
寂さびしい背中せなかを 思おもい出だす
今頃いまごろどうして いるだろか
すずらんsuzuran通dooりをriwo 通tooりri抜nuけke
灯akaりのrino途絶todaえたeta 一角ikkakuにni
ひとつぼんやりhitotsubonyari 居酒屋izakayaのno
赤提灯akachouchin 揺yuれているreteiru
言葉少kotobasukuなにnani 男otokoたちがtachiga
憂uさsa晴baらしにrashini 飲noむmu酒sake 愛aiしshi
あゝaa あゝaa あのano人hitoのno
寂sabiしいshii背中senakaをwo 思omoいi出daすsu
群muれにreni馴染najiまぬmanu 者monoどうしdoushi
目meとto目meをwo合aわせたwaseta それだけでsoredakede
心kokoro通kayoわすwasu 夜yoruもあるmoaru
身体karada通kayoわすwasu 夜yoruもあるmoaru
情jouにni絆hodaされsare 女onnaたちがtachiga
嘘usoをwo承知syouchiでde 飲noむmu酒sake 哀kanaしshi
あゝaa あゝaa あのano人hitoはha
今頃imagoroどうしてdoushite いるだろかirudaroka
理屈rikutsuでde割waれぬrenu 男otokoとto女onna
差saしつshitsu差saされつsaretsu 飲noむmu酒sake 可笑okashi
あゝaa あゝaa あのano人hitoがga
そっとsotto肩kataをwo叩tataくku 気kiがするgasuru
あゝaa あゝaa あのano人hitoのno
寂sabiしいshii背中senakaをwo 思omoいi出daすsu
今頃imagoroどうしてdoushite いるだろかirudaroka