女の漁歌 歌詞 門倉有希 ふりがな付

海うみが荒あれりゃ 鴎かもめがわんさと騒さわぎ
浜はまの女子おなごは 漁船ふねを待まつ
吹雪ふぶきまじりの 波打なみうつ岩いわで
赤あかい 焚たき火びの 火ひを守まもる
ヒュルル ヒュルルル ヒュルル 風かぜが哭なくからさ
どんと どんと 波なみん中なか
どんと どんと 早はやさよ帰かえれ 一番いちばん船ぶねでよ…
わたしゃ一生いっしょう あんたの鴎かもめ あ…好すきだよ…

大漁旗たいりょうばたに 船歌ふなうた 男衆やんしゅが吠ほえりゃ
惚ほれた女子おなごは 酒さけをつぐ
白しろい腹巻はらまき 陽ひやけの腕うでが
きっと 今夜こんやは 荒すさばれだす
ヒュルル ヒュルルル ヒュルル 風かぜが泣なくからさ
どんと どんと 夢ゆめん中なか
どんと どんと 抱だかれよか 一番いちばん船ぶねでよ…
わたしゃ一生いっしょう あんたの鴎かもめ あ…好すきだよ…

ヒュルル ヒュルルル ヒュルル 風かぜが哭なくからさ
どんと どんと 波なみん中なか
どんと どんと 早はよ帰かえれ 一番いちばん船ぶねでよ…
わたしゃ一生いっしょう あんたの鴎かもめ あ…好すきだよ…