通とおり過すぎたのは 離脱りだつの糸いと
悔くやみ切きれぬ儘まま 蠅はいになる
ばらばらに離はなれた 精神こころと身体からだは
もう見向みむかれぬ 伽藍がら芥くた
帰かえる場所ばしょなど無ない 浅あさき睡ねむりさえ 嗚呼ああ
生いきてすら無ない 深ふかく刳えぐる様ように
絡からみ付つくのは 荊棘いばらの径みちよ
喋しゃべり過すぎたのは 紊みだす祝詞のりと
酬むくわれる程ほどに 癈はいになる
粉々こなごなに砕くだける 心こころ溶とかすのは
そう許ゆるされぬ 伽とぎだけ
帰かえる場所ばしょなど無ない 浅あさき睡ねむりさえ 嗚呼ああ
生いきてすら無ない 深ふかく刳えぐる様ように
絡からみ付つくのは 荊棘いばらの径みちよ
帰かえる場所ばしょなど 其処そこに夢ゆめなど無ない
浅あさき睡ねむりさえ 嗚呼ああ
生いきてすら無ない 其それが只ただ草くさの相さが
救すくいなど無ない 紅あかい夜よるにさえ 嗚呼ああ
理由わけすらも無ない 深ふかく刳えぐる様ように
絡からみ付つくのは 荊棘いばらの径みちよ
通tooりri過suぎたのはgitanoha 離脱ridatsuのno糸ito
悔kuやみyami切kiれぬrenu儘mama 蠅haiになるninaru
ばらばらにbarabarani離hanaれたreta 精神kokoroとto身体karadaはha
もうmou見向mimuかれぬkarenu 伽藍gara芥kuta
帰kaeるru場所basyoなどnado無naいi 浅asaきki睡nemuりさえrisae 嗚呼aa
生iきてすらkitesura無naいi 深fukaくku刳eguるru様youにni
絡karaみmi付tsuくのはkunoha 荊棘ibaraのno径michiよyo
喋syabeりri過suぎたのはgitanoha 紊midaすsu祝詞norito
酬mukuわれるwareru程hodoにni 癈haiになるninaru
粉々konagonaにni砕kudaけるkeru 心kokoro溶toかすのはkasunoha
そうsou許yuruされぬsarenu 伽togiだけdake
帰kaeるru場所basyoなどnado無naいi 浅asaきki睡nemuりさえrisae 嗚呼aa
生iきてすらkitesura無naいi 深fukaくku刳eguるru様youにni
絡karaみmi付tsuくのはkunoha 荊棘ibaraのno径michiよyo
帰kaeるru場所basyoなどnado 其処sokoにni夢yumeなどnado無naいi
浅asaきki睡nemuりさえrisae 嗚呼aa
生iきてすらkitesura無naいi 其soれがrega只tada草kusaのno相saga
救sukuいなどinado無naいi 紅akaいi夜yoruにさえnisae 嗚呼aa
理由wakeすらもsuramo無naいi 深fukaくku刳eguるru様youにni
絡karaみmi付tsuくのはkunoha 荊棘ibaraのno径michiよyo