胚はいなる 我われ 目め醒さめるも
視界しかいの限かぎり 影かげは無なく 息吹いぶきも聴きかぬ
虚うつろが 群むれて 跳はぬ
幽栖ゆうせい 無生むしょう 仄ほのめく 聲こえ
孵かえる前まえに あなたを探さがしていた
幽ゆう契ゆうけい 無形むぎょう 敢あえ無なき 石角そね
夢ゆめの裡うちに 界さかいを 殺ころしたの
晦冥かいめいは 目見まみを 鍛かたし
侵しん凌しんりょうの 徒とは 嶺ねらを紛まがい 何処いずこの空そら
重かさねれど 崩くずれる 石いしを 醸かみて
滴したたりを 刹那せつなの 水みずに代かえて その聲こえを探さがすの
幽栖ゆうせい 無生むしょう 仄ほのめく 聲こえ
孵かえる前まえに あなたを探さがしていた
幽ゆう契ゆうけい 無形むぎょう 敢あえ無なき 石角そね
夢ゆめの裡うちに 界さかいを 殺ころしたの
然されど 感かまくは 呼よび合あう 聲こえ
見みえぬも 然しかり 同おなじき ものに 生うまれた
果はて無なき 慕情ぼじょう 明さやけし 聲こえ
宿やどる前まえに あなたの傍そばに 居いた
此こぞ 無上むじょう 孤峰こほうの 虚空そら
在あるを愛めでる 有あり触ふれた 心うらは
耀かがやきの中なかに 妙音おとを 聴きく
胚haiなるnaru 我ware 目me醒saめるもmerumo
視界shikaiのno限kagiりri 影kageはha無naくku 息吹ibukiもmo聴kiかぬkanu
虚utsuろがroga 群muれてrete 跳haぬnu
幽栖yuusei 無生musyou 仄honoめくmeku 聲koe
孵kaeるru前maeにni あなたをanatawo探sagaしていたshiteita
幽yuu契yuukei 無形mugyou 敢aえe無naきki 石角sone
夢yumeのno裡uchiにni 界sakaiをwo 殺koroしたのshitano
晦冥kaimeiはha 目見mamiをwo 鍛kataしshi
侵shin凌shinryouのno 徒toはha 嶺neらをrawo紛magaいi 何処izukoのno空sora
重kasaねれどneredo 崩kuzuれるreru 石ishiをwo 醸kaみてmite
滴shitataりをriwo 刹那setsunaのno 水mizuにni代kaえてete そのsono聲koeをwo探sagaすのsuno
幽栖yuusei 無生musyou 仄honoめくmeku 聲koe
孵kaeるru前maeにni あなたをanatawo探sagaしていたshiteita
幽yuu契yuukei 無形mugyou 敢aえe無naきki 石角sone
夢yumeのno裡uchiにni 界sakaiをwo 殺koroしたのshitano
然saれどredo 感kamaくはkuha 呼yoびbi合aうu 聲koe
見miえぬもenumo 然shikaりri 同onaじきjiki ものにmononi 生uまれたmareta
果haてte無naきki 慕情bojou 明sayaけしkeshi 聲koe
宿yadoるru前maeにni あなたのanatano傍sobaにni 居iたta
此koぞzo 無上mujou 孤峰kohouのno 虚空sora
在aるをruwo愛meでるderu 有aりri触fuれたreta 心uraはha
耀kagayaきのkino中nakaにni 妙音otoをwo 聴kiくku