此この霆いかづちが 翼つばさを毟むしり
燃もえる大地だいちの 知方しるべと代かえる
言葉ことばを無なくした醜みにくい奴やつも
痛いたみを知しらない穢けがれた我われも
生命いのちの在処ありかを違たがわぬ限かぎり
無形むけいの力ちからが其処そこに現あらわれる
破われる璞あらたまの 霙みぞれの中なか
光ひかる稲魂いなたまよ 揺ゆり起おこせ
躯からだを 魂こころを
其その厳いかつ霊ちは 渾すべてに滾たぎる
萌もえる大地だいちを 確しかと照てらした儘まま
行いき場ばを無なくした小ちいさき者ものも
妬ねたみを知しらない哀あわれな彼あれも
生命いのちの在処ありか疑うたがわぬ限かぎり
無稽むけいの力ちからが其処そこに現あらわれる
破われる璞あらたまの 霙みぞれの中なか
光ひかる稲魂いなたまよ 有理ゆうりを超こせ
稲魂いなたまよ 揺ゆり起おこせ
躯からだを 魂こころを
此この世よを 渾すべてを
此koのno霆ikaduchiがga 翼tsubasaをwo毟mushiりri
燃moえるeru大地daichiのno 知方shirubeとto代kaえるeru
言葉kotobaをwo無naくしたkushita醜minikuいi奴yatsuもmo
痛itaみをmiwo知shiらないranai穢kegaれたreta我wareもmo
生命inochiのno在処arikaをwo違tagaわぬwanu限kagiりri
無形mukeiのno力chikaraがga其処sokoにni現arawaれるreru
破waれるreru璞aratamaのno 霙mizoreのno中naka
光hikaるru稲魂inatamaよyo 揺yuりri起oこせkose
躯karadaをwo 魂kokoroをwo
其soのno厳ikaつtsu霊chiはha 渾subeてにteni滾tagiるru
萌moえるeru大地daichiをwo 確shikaとto照teらしたrashita儘mama
行iきki場baをwo無naくしたkushita小chiiさきsaki者monoもmo
妬netaみをmiwo知shiらないranai哀awaれなrena彼areもmo
生命inochiのno在処arika疑utagaわぬwanu限kagiりri
無稽mukeiのno力chikaraがga其処sokoにni現arawaれるreru
破waれるreru璞aratamaのno 霙mizoreのno中naka
光hikaるru稲魂inatamaよyo 有理yuuriをwo超koせse
稲魂inatamaよyo 揺yuりri起oこせkose
躯karadaをwo 魂kokoroをwo
此koのno世yoをwo 渾subeてをtewo