鐘かねの鳴なる間まに 憂うき世よは反かえる
然されど 我わが身みは 明日あすをも知しれぬ
揺ゆり返かえす 取沙汰とりざたに 身みを委ゆだね
噴ふき上あげる 傀儡かいらいのまやかしに 抄すくわれる
乱人らんにん 勢人せいにん 業人ごうにん
奪うばって 一ひとつ 鬼おにの頚くび
濫飲らんいん 声韻せいいん 強引ごういん
威張いばっちゃ居おらぬ 世迷よまいの句く
鶴つるの鳴なく間まに 寝ねる子こは育そだつ
然されば 渡わたるは 世俗せぞくの海路うみじ
繰くり返かえす 過あやまちを 丈かざり付つけ
汲くみ上あげる 甘露あまつゆの恩恵おんけいに 魅みせられる
乱人らんにん 勢人せいにん 業人ごうにん
穿うがって 二ふたつ 鬼おにの頚くび
濫飲らんいん 声韻せいいん 強引ごういん
威張いばっちゃ居おらぬ 世迷よまいの句く
穏座おんざも 頓挫とんざも せざる
因よすがの 俎まないたに 魚うおが 跳はねて 俟まつなら
乱人らんにん 勢人せいにん 業人ごうにん
奪うばって要いらぬ 鬼おにの頚くび
濫飲らんいん 声韻せいいん 強引ごういん
茹ゆだっちゃ居いるが 世迷よまいを戯たばる
鐘kaneのno鳴naるru間maにni 憂uきki世yoはha反kaeるru
然saれどredo 我waがga身miはha 明日asuをもwomo知shiれぬrenu
揺yuりri返kaeすsu 取沙汰torizataにni 身miをwo委yudaねne
噴fuきki上aげるgeru 傀儡kairaiのまやかしにnomayakashini 抄sukuわれるwareru
乱人rannin 勢人seinin 業人gounin
奪ubaってtte 一hitoつtsu 鬼oniのno頚kubi
濫飲ranin 声韻seiin 強引gouin
威張ibaっちゃtcha居oらぬranu 世迷yomaいのino句ku
鶴tsuruのno鳴naくku間maにni 寝neるru子koはha育sodaつtsu
然saればreba 渡wataるはruha 世俗sezokuのno海路umiji
繰kuりri返kaeすsu 過ayamaちをchiwo 丈kazaりri付tsuけke
汲kuみmi上aげるgeru 甘露amatsuyuのno恩恵onkeiにni 魅miせられるserareru
乱人rannin 勢人seinin 業人gounin
穿ugaってtte 二futaつtsu 鬼oniのno頚kubi
濫飲ranin 声韻seiin 強引gouin
威張ibaっちゃtcha居oらぬranu 世迷yomaいのino句ku
穏座onzaもmo 頓挫tonzaもmo せざるsezaru
因yosugaのno 俎manaitaにni 魚uoがga 跳haねてnete 俟maつならtsunara
乱人rannin 勢人seinin 業人gounin
奪ubaってtte要iらぬranu 鬼oniのno頚kubi
濫飲ranin 声韻seiin 強引gouin
茹yuだっちゃdatcha居iるがruga 世迷yomaいをiwo戯tabaるru