薄うすく曇くもった 硝子窓がらすまど
コトコト揺ゆらす風かぜの便たより
ひとり暮ぐらしの この部屋へやに
訪おとずれた寒さむい季節きせつ
ひと冬ふゆ前まえは あたしの
躰からだあたためる あなたが居いた
けれど運命さだめの悪戯いたずらか
あなたは還かえらぬ人ひとに
悲かなしくて 悲かなしくて
身みも心こころも やつるるほどに
哀かなしさよりも 人恋ひとこいしさに
あふれた涙なみだも涸かれ果はてて
生いきてゆくには 面影おもかげだけが
あまりに優やさしすぎる
想おもい出でだけに つつまれて
過すぎゆく日々ひびは 淋さびしすぎる
いますぐ声こえを聞ききたい
もう一度いちど 抱だかれてみたい
悲かなしくて 悲かなしくて
眠ねむれぬ夜よるは 狂くるおしく
呼よびかえすこと できるのならば
声こえを限かぎりに 叫さけびもした
せめて叶かなわぬ願ねがいならば
想おもい出で消けし去さりたい
悲かなしくて 悲かなしくて
身みも心こころも やつるるほどに
哀かなしさよりも 人恋ひとこいしさに
あふれた涙なみだも涸かれ果はてて
生いきてゆくには 面影おもかげだけが
あまりに優やさしすぎる
あまりに優やさしすぎた
薄usuくku曇kumoったtta 硝子窓garasumado
コトコトkotokoto揺yuらすrasu風kazeのno便tayoりri
ひとりhitori暮guraしのshino このkono部屋heyaにni
訪otozuれたreta寒samuいi季節kisetsu
ひとhito冬fuyu前maeはha あたしのatashino
躰karadaあたためるatatameru あなたがanataga居iたta
けれどkeredo運命sadameのno悪戯itazuraかka
あなたはanataha還kaeらぬranu人hitoにni
悲kanaしくてshikute 悲kanaしくてshikute
身miもmo心kokoroもmo やつるるほどにyatsururuhodoni
哀kanaしさよりもshisayorimo 人恋hitokoiしさにshisani
あふれたafureta涙namidaもmo涸kaれre果haててtete
生iきてゆくにはkiteyukuniha 面影omokageだけがdakega
あまりにamarini優yasaしすぎるshisugiru
想omoいi出deだけにdakeni つつまれてtsutsumarete
過suぎゆくgiyuku日々hibiはha 淋sabiしすぎるshisugiru
いますぐimasugu声koeをwo聞kiきたいkitai
もうmou一度ichido 抱daかれてみたいkaretemitai
悲kanaしくてshikute 悲kanaしくてshikute
眠nemuれぬrenu夜yoruはha 狂kuruおしくoshiku
呼yoびかえすことbikaesukoto できるのならばdekirunonaraba
声koeをwo限kagiりにrini 叫sakeびもしたbimoshita
せめてsemete叶kanaわぬwanu願negaいならばinaraba
想omoいi出de消keしshi去saりたいritai
悲kanaしくてshikute 悲kanaしくてshikute
身miもmo心kokoroもmo やつるるほどにyatsururuhodoni
哀kanaしさよりもshisayorimo 人恋hitokoiしさにshisani
あふれたafureta涙namidaもmo涸kaれre果haててtete
生iきてゆくにはkiteyukuniha 面影omokageだけがdakega
あまりにamarini優yasaしすぎるshisugiru
あまりにamarini優yasaしすぎたshisugita