白樺しらかばゆれる 高原こうげんに
りんどう咲さいて 恋こいを知しる
男おとこの胸むねの 切せつなさを
啼なけ啼なけ山鳩やまばと 幾いく声こえも
夜霧よぎりの駅えきに 待まつ君きみの
おもかげ強つよく ふり捨すてて
はかなや月つきに 泣なき濡ぬれし
白衣はくいの袖そでよ いつ乾かわく
幾いく春秋いくはるあきを さ迷まよえど
まことの縁えにし 結むすぶ日ひは
月つきよりの使者ししゃ 思おもい出での
りんどう抱だいて 来くるという
白樺shirakabaゆれるyureru 高原kougenにni
りんどうrindou咲saいてite 恋koiをwo知shiるru
男otokoのno胸muneのno 切setsuなさをnasawo
啼naけke啼naけke山鳩yamabato 幾iku声koeもmo
夜霧yogiriのno駅ekiにni 待maつtsu君kimiのno
おもかげomokage強tsuyoくku ふりfuri捨suててtete
はかなやhakanaya月tsukiにni 泣naきki濡nuれしreshi
白衣hakuiのno袖sodeよyo いつitsu乾kawaくku
幾iku春秋ikuharuakiをwo さsa迷mayoえどedo
まことのmakotono縁enishi 結musuぶbu日hiはha
月tsukiよりのyorino使者shisya 思omoいi出deのno
りんどうrindou抱daいてite 来kuるというrutoiu