別わかれた人ひとには 京都きょうとが似合にあうと
始はじめて気きづいた 木屋町きやちょう通どおり
古ふるい都みやこへの 出逢であいとはいつも
こうして始はじまるものでしょうか
いつか いつか こんな時ときがくるねと
君きみは 君きみは 遠とおい空そらを見みつめて
つぶやくように云いった
いつも にぎやかな 四条通しじょうどおりにも
悲かなしい目めをした 人ひとがいる
嵯峨野さがののあたりに 沈しずむ夕陽ゆうひさえ
急いそいでぼくから逃にげてゆく
何なにもかもが ぼくに 背中せなかを向むけて
ぼくは ぼくは 一人ひとりとり残のこされて
しまったような気きがする
別wakaれたreta人hitoにはniha 京都kyoutoがga似合niaうとuto
始hajiめてmete気kiづいたduita 木屋町kiyachou通dooりri
古furuいi都miyakoへのheno 出逢deaいとはいつもitohaitsumo
こうしてkoushite始hajiまるものでしょうかmarumonodesyouka
いつかitsuka いつかitsuka こんなkonna時tokiがくるねとgakuruneto
君kimiはha 君kimiはha 遠tooいi空soraをwo見miつめてtsumete
つぶやくようにtsubuyakuyouni云iったtta
いつもitsumo にぎやかなnigiyakana 四条通shijoudooりにもrinimo
悲kanaしいshii目meをしたwoshita 人hitoがいるgairu
嵯峨野saganoのあたりにnoatarini 沈shizuむmu夕陽yuuhiさえsae
急isoいでぼくからidebokukara逃niげてゆくgeteyuku
何naniもかもがmokamoga ぼくにbokuni 背中senakaをwo向muけてkete
ぼくはbokuha ぼくはbokuha 一人hitoriとりtori残nokoされてsarete
しまったようなshimattayouna気kiがするgasuru