黄金おうごんの空そらのしたで
眠ねむりについた廃墟はいきょの
隠かくされた鉄てつの門もんが
追憶ついおくのように開ひらく
秘境ひきょうの花園はなぞのは
神秘しんぴなる薫かおりで
溢あふれる
それはかすかな郷愁きょうしゅう
そして少すこしの哀かなしみ
わたしは言葉ことばを失なくし
幻想げんそうのなかを歩あるく
角つのを持もつ獣けものが
やさしい目めを向むけて
佇たたずむ
夕ゆう昏ぐれには
金きんの光ひかりが満みち
炎ほのおに燃もえる
麗うるわしきこの庭園ていえん
幾千いくせんほどの
薔薇ばらたちが見みる夢ゆめの
ひとつひとつを
数かぞえながら
時ときを
過すごした日々ひびが
遙はるかな昔むかし
それでも
あったような
気きがする
黄金ougonのno空soraのしたでnoshitade
眠nemuりについたrinitsuita廃墟haikyoのno
隠kakuされたsareta鉄tetsuのno門monがga
追憶tsuiokuのようにnoyouni開hiraくku
秘境hikyouのno花園hanazonoはha
神秘shinpiなるnaru薫kaoりでride
溢afuれるreru
それはかすかなsorehakasukana郷愁kyousyuu
そしてsoshite少sukoしのshino哀kanaしみshimi
わたしはwatashiha言葉kotobaをwo失naくしkushi
幻想gensouのなかをnonakawo歩aruくku
角tsunoをwo持moつtsu獣kemonoがga
やさしいyasashii目meをwo向muけてkete
佇tatazuむmu
夕yuu昏gureにはniha
金kinのno光hikariがga満miちchi
炎honooにni燃moえるeru
麗uruwaしきこのshikikono庭園teien
幾千ikusenほどのhodono
薔薇baraたちがtachiga見miるru夢yumeのno
ひとつひとつをhitotsuhitotsuwo
数kazoえながらenagara
時tokiをwo
過suごしたgoshita日々hibiがga
遙haruかなkana昔mukashi
それでもsoredemo
あったようなattayouna
気kiがするgasuru