死しに損そこねた油蝉あぶらぜみの唄声うたごえ響ひびく河原町かわらまち
部屋へやから見みえる京都きょうとタワーを目めに焼やき付つけるのさ
歴史れきしが人ひとを殺ころすなら 僕ぼくも今日きょうでその犠牲者ぎせいしゃだ
幾何きかと物理ぶつりと鉄てつ學がくで穢けがれた 掌てのひらから零こぼれ落おちた個性こせい
きらきら きらきらしていた
透明とうめい人間にんげんの街まち 流ながれる鴨川かもがわ
誰だれもが其処そこに居いて 其処そこは誰だれも居いない街まち
地中ちちゅうでもがくだけの人生じんせいに終止符しゅうしふを
もし生うまれ変かわるなら 希望きぼうを歌うたう蝉せみになりたい
死しぬと決きめた七日前なのかまえから凡すべてが色付いろづいて見みえた
この二に十年じゅうねんが嘘うそのように 輝かがやいて見みえた
人間にんげんとしては零点れいてんでも蝉せみとしてなら満点まんてんか
漸ようやくこの世界せかいを許ゆるせる 気きがした
目めの玉たまから零こぼれ落おちた愉悦ゆえつ
最期さいごに僕ぼくは僕ぼくになれた
透明とうめい人間にんげんの唄うた 響ひびく嵐山あらしやま
天井てんじょうにぶら下さげた ロープの輪わを見みつめて
口笛くちぶえ吹ふきながら首くびを通とおした
もし生うまれ変かわるなら 希望きぼうを唄うたう蝉せみになりたい
もし生うまれ変かわるなら 希望きぼうを唄うたう蝉せみになりたい
死shiにni損sokoねたneta油蝉aburazemiのno唄声utagoe響hibiくku河原町kawaramachi
部屋heyaからkara見miえるeru京都kyoutoタワtawaーをwo目meにni焼yaきki付tsuけるのさkerunosa
歴史rekishiがga人hitoをwo殺koroすならsunara 僕bokuもmo今日kyouでそのdesono犠牲者giseisyaだda
幾何kikaとto物理butsuriとto鉄tetsu學gakuでde穢kegaれたreta 掌tenohiraからkara零koboれre落oちたchita個性kosei
きらきらkirakira きらきらしていたkirakirashiteita
透明toumei人間ningenのno街machi 流nagaれるreru鴨川kamogawa
誰dareもがmoga其処sokoにni居iてte 其処sokoはha誰dareもmo居iないnai街machi
地中chichuuでもがくだけのdemogakudakeno人生jinseiにni終止符syuushifuをwo
もしmoshi生uまれmare変kaわるならwarunara 希望kibouをwo歌utaうu蝉semiになりたいninaritai
死shiぬとnuto決kiめたmeta七日前nanokamaeからkara凡subeてがtega色付iroduいてite見miえたeta
このkono二ni十年juunenがga嘘usoのようにnoyouni 輝kagayaいてite見miえたeta
人間ningenとしてはtoshiteha零点reitenでもdemo蝉semiとしてならtoshitenara満点mantenかka
漸youyaくこのkukono世界sekaiをwo許yuruせるseru 気kiがしたgashita
目meのno玉tamaからkara零koboれre落oちたchita愉悦yuetsu
最期saigoにni僕bokuはha僕bokuになれたninareta
透明toumei人間ningenのno唄uta 響hibiくku嵐山arashiyama
天井tenjouにぶらnibura下saげたgeta ロroープpuのno輪waをwo見miつめてtsumete
口笛kuchibue吹fuきながらkinagara首kubiをwo通tooしたshita
もしmoshi生uまれmare変kaわるならwarunara 希望kibouをwo唄utaうu蝉semiになりたいninaritai
もしmoshi生uまれmare変kaわるならwarunara 希望kibouをwo唄utaうu蝉semiになりたいninaritai