「気き憑づイタラ幻想ゆめノ扉とびらヲ開ひらイテ
貴方あなたダケヲ僕ぼくハ待まッテル」
固かたく閉とざされた窓まど辺べに飾かざられた
哀かなしみを宿しるす人形ビスク・ドール
踊おどる黒くろい羽は根ね 聴きこえる約やく束そく
ねぇ 笑顔ほほえみ浮うかべた仮か面めんを壊こわして…!
叫さけぶ失しつ望ぼう 擁だきしめながら
紅蓮ぐれんの胸むねを衣装ドレスで隠かくした
大だい丈じょう夫ぶ寂さびしくないよ
君きみに逢あえるなら
泣なかないで その羽は根ねを染そめる
悲かなしみを消けしてあげる
操あやつられた宿命さだめの糸いとを
断たち切きって飛とび立たとう
夢ゆめ見みた空そらへ
「声こえが聞きこえるか 僕ぼくのこの声こえが」
鏡かがみ越ごしにふれた 君きみの影かげ
ずっと待まっていたよ
始はじまる幻想ロマンティーク退たい屈くつなこの箱はこ庭にわを抜ぬけ出だそう
優やさしい肩かたに 抱だかれながら
初はじめての星ほし空ぞら 腕うでを伸のばした
不ふ思し議ぎだね ビスクの胸むねに鼓こ動どうを感かんじるの
消きえないで その手てが求もとめる
魂ぬくもりを君きみにあげる
溶とけてゆく契約キズナの炎ほのおに
この身みが朽くち果はてても
共ともに生いきるわ
光ひかりと影かげが宿やどりし時とき
未み知ちなる世せ界かい
君きみを包つつむ
内うちなる闇やみを放はなつため
誘いざなうLabyrinthus
その闇やみが深ふかい程ほどに
君きみは遠とおく羽はばたいてゆけるよ
ラリマのように澄すんだ硝子ガラスの
鍵かぎはその手ての中なかにある
泣なかないで その羽は根ねを染そめる
悲かなしみを消けしてあげる
操あやつられた宿命さだめの糸いとを
断たち切きって飛とび立たとう
夢ゆめ見みた空そらへ
「気ki憑duイタラitara幻想yumeノno扉tobiraヲwo開hiraイテite
貴方anataダケヲdakewo僕bokuハha待maッテルtteru」
固kataくku閉toざされたzasareta窓mado辺beにni飾kazaられたrareta
哀kanaしみをshimiwo宿shiruすsu人形bisuku・dôru
踊odoるru黒kuroいi羽ha根ne 聴kiこえるkoeru約yaku束soku
ねぇnee 笑顔hohoemi浮uかべたkabeta仮ka面menをwo壊kowaしてshite…!
叫sakeぶbu失shitsu望bou 擁daきしめながらkishimenagara
紅蓮gurenのno胸muneをwo衣装doresuでde隠kakuしたshita
大dai丈jou夫bu寂sabiしくないよshikunaiyo
君kimiにni逢aえるならerunara
泣naかないでkanaide そのsono羽ha根neをwo染soめるmeru
悲kanaしみをshimiwo消keしてあげるshiteageru
操ayatsuられたrareta宿命sadameのno糸itoをwo
断taちchi切kiってtte飛toびbi立taとうtou
夢yume見miたta空soraへhe
「声koeがga聞kiこえるかkoeruka 僕bokuのこのnokono声koeがga」
鏡kagami越goしにふれたshinifureta 君kimiのno影kage
ずっとzutto待maっていたよtteitayo
始hajiまるmaru幻想romantîku退tai屈kutsuなこのnakono箱hako庭niwaをwo抜nuけke出daそうsou
優yasaしいshii肩kataにni 抱daかれながらkarenagara
初hajiめてのmeteno星hoshi空zora 腕udeをwo伸noばしたbashita
不fu思shi議giだねdane ビスクbisukuのno胸muneにni鼓ko動douをwo感kanじるのjiruno
消kiえないでenaide そのsono手teがga求motoめるmeru
魂nukumoriをwo君kimiにあげるniageru
溶toけてゆくketeyuku契約kizunaのno炎honooにni
このkono身miがga朽kuちchi果haててもtetemo
共tomoにni生iきるわkiruwa
光hikariとto影kageがga宿yadoりしrishi時toki
未mi知chiなるnaru世se界kai
君kimiをwo包tsutsuむmu
内uchiなるnaru闇yamiをwo放hanaつためtsutame
誘izanaうuLabyrinthus
そのsono闇yamiがga深fukaいi程hodoにni
君kimiはha遠tooくku羽haばたいてゆけるよbataiteyukeruyo
ラリマrarimaのようにnoyouni澄suんだnda硝子garasuのno
鍵kagiはそのhasono手teのno中nakaにあるniaru
泣naかないでkanaide そのsono羽ha根neをwo染soめるmeru
悲kanaしみをshimiwo消keしてあげるshiteageru
操ayatsuられたrareta宿命sadameのno糸itoをwo
断taちchi切kiってtte飛toびbi立taとうtou
夢yume見miたta空soraへhe