なだらかに なだらかに
道みちは続つづいた
ゆるやかに ゆるやかに
季節きせつは流ながれた
山鳴やまなりを誘さそい
トンボが泣ないた
気きが付つくと私わたしは
独ひとりあなたを探さがしていた
体からだからこぼれる 熱ねつは行いき場ばさえ失なくし
目隠めかくしで彷徨さまよう
狂くるおしく 狂くるおしく
うねりのまれて
残酷ざんこくに 残酷ざんこくに
道みちは終おわった
三みつ編あみなびけば
数かぞえた月日つきひ
片腕かたうでをもがれた
空そらは傷口きずぐちを開あけたまま
虫むしの音ねはかかとで そっと真赤まっかな息いきを吐はいた
音おともなく 滲にじむ星ほし
幼おさない家族かぞくを
まぶたに焼やいて
気きが付つくと私わたしは
独ひとりあなたを探さがしていた
体からだからこぼれる 熱ねつは行いき場ばさえ失なくし
片腕かたうでをもがれた
空そらは傷口きずぐちを開あけたまま
虫むしの音ねはかかとで そっと真赤まっかな息いきを吐はいた
音おともなく 滲にじむ星ほし
なだらかにnadarakani なだらかにnadarakani
道michiはha続tsuduいたita
ゆるやかにyuruyakani ゆるやかにyuruyakani
季節kisetsuはha流nagaれたreta
山鳴yamanaりをriwo誘sasoいi
トンボtonboがga泣naいたita
気kiがga付tsuくとkuto私watashiはha
独hitoりあなたをrianatawo探sagaしていたshiteita
体karadaからこぼれるkarakoboreru 熱netsuはha行iきki場baさえsae失naくしkushi
目隠mekakuしでshide彷徨samayoうu
狂kuruおしくoshiku 狂kuruおしくoshiku
うねりのまれてunerinomarete
残酷zankokuにni 残酷zankokuにni
道michiはha終oわったwatta
三miつtsu編aみなびけばminabikeba
数kazoえたeta月日tsukihi
片腕kataudeをもがれたwomogareta
空soraはha傷口kizuguchiをwo開aけたままketamama
虫mushiのno音neはかかとでhakakatode そっとsotto真赤makkaなna息ikiをwo吐haいたita
音otoもなくmonaku 滲nijiむmu星hoshi
幼osanaいi家族kazokuをwo
まぶたにmabutani焼yaいてite
気kiがga付tsuくとkuto私watashiはha
独hitoりあなたをrianatawo探sagaしていたshiteita
体karadaからこぼれるkarakoboreru 熱netsuはha行iきki場baさえsae失naくしkushi
片腕kataudeをもがれたwomogareta
空soraはha傷口kizuguchiをwo開aけたままketamama
虫mushiのno音neはかかとでhakakatode そっとsotto真赤makkaなna息ikiをwo吐haいたita
音otoもなくmonaku 滲nijiむmu星hoshi