敢あえなく目めが醒さめて
流ながれ出だす現実げんじつの方ほうこそ虚むなしい嘘うそだと
はみ出だすことなく続つづく始末しまつ
鏡かがみの前まえに立たつ
そんな遠とおくない未来みらい
実じつはもう次つぎの準備じゅんびをしないと
朝あさは窓まどから滑すべり込こむ
何なにを見みても思おもい出だす
思おもい出だすんだ
変かわらない風かぜはいつも
通とおりすがりにこう言いっただけ
「終おわれない旅たびに必要ひつようなもの」
覚おぼえとこう
まず支度したく
丈夫じょうぶなバッグをひとつ
着替きがえと煙草たばこ
あんな興奮こうふんはもうない
昼間ひるまの賑にぎやかさの後遺症こういしょう
人ひとは行列ぎょうれつに紛まぎれ込こむ
過去かこを帳消ちょうけしにしてくれれば
くれればと
昨日きのうまで手てには一杯いっぱい
取とり憑つかれた逆説ぎゃくせつだらけ
言いうなれば
きみを失うしなうのがこわいだけ
変かわらないならもう一度いちど
“ほんの少すこし”をもう一度いちどだけ
変かえられない風かぜはいつも
通とおりすがりにこう言いっただけ
「終おわれない旅たびに必要ひつようなもの」
どこへ行ゆこう
敢aえなくenaku目meがga醒saめてmete
流nagaれre出daすsu現実genjitsuのno方houこそkoso虚munaしいshii嘘usoだとdato
はみhami出daすことなくsukotonaku続tsuduくku始末shimatsu
鏡kagamiのno前maeにni立taつtsu
そんなsonna遠tooくないkunai未来mirai
実jitsuはもうhamou次tsugiのno準備junbiをしないとwoshinaito
朝asaはha窓madoからkara滑subeりri込koむmu
何naniをwo見miてもtemo思omoいi出daすsu
思omoいi出daすんだsunda
変kaわらないwaranai風kazeはいつもhaitsumo
通tooりすがりにこうrisugarinikou言iっただけttadake
「終oわれないwarenai旅tabiにni必要hitsuyouなものnamono」
覚oboえとこうetokou
まずmazu支度shitaku
丈夫joubuなnaバッグbagguをひとつwohitotsu
着替kigaえとeto煙草tabako
あんなanna興奮koufunはもうないhamounai
昼間hirumaのno賑nigiやかさのyakasano後遺症kouisyou
人hitoはha行列gyouretsuにni紛magiれre込koむmu
過去kakoをwo帳消choukeしにしてくれればshinishitekurereba
くれればとkurerebato
昨日kinouまでmade手teにはniha一杯ippai
取toりri憑tsuかれたkareta逆説gyakusetsuだらけdarake
言iうなればunareba
きみをkimiwo失ushinaうのがこわいだけunogakowaidake
変kaわらないならもうwaranainaramou一度ichido
“ほんのhonno少sukoしshi”をもうwomou一度ichidoだけdake
変kaえられないerarenai風kazeはいつもhaitsumo
通tooりすがりにこうrisugarinikou言iっただけttadake
「終oわれないwarenai旅tabiにni必要hitsuyouなものnamono」
どこへdokohe行yuこうkou