真まっ白しろい君きみを手てのひらで転ころがしてきた
ずいぶん前まえに私わたしたちはこの場所ばしょにきていたんだ
灰色はいいろの砂すなが風かぜで巻まかれていったけど
ずいぶん前まえにそれがどこへいくのか気きづいていて
砂浜すなはまと線路せんろ
海うみの上うえをはしるトレインは終着駅しゅうちゃくえきへ
やる気きのない黄色きいろい太陽たいようが沈しずんでしまう
言葉ことばを連つらね寒さむさを煙けむにまく毛布もうふをつくってあげる
ノートの上うえで眠ねむっているような君きみに
鯨くじらの骨ほねを探さがしてあつめてみたけれど
めんどくさくなって君きみにぜんぶあげたんだ
できたよって君きみは元もとに戻もどしてくれたけど
いじわるな風かぜが鯨くじらを吹ふき抜ぬけた
冷さめていってしまう
それも今日きょうで終おわわらせるんだ
車窓しゃそうに揺ゆれるランプが私わたしをまだ迷まよわせようとしてるの
嬉うれしかったし楽たのしかったし辛つらかったし悔くやしかったし
それらを取とり巻まいてた寂さびしさに追おわれることももうないんでしょ
砂浜すなはまと線路せんろ
海うみの上うえをはしるトレインは回送列車かいそうれっしゃ
押おし付つけがましい太陽たいようがのぼってきた
鯨くじらになればいいと手てをひいた君きみにね
全部ぜんぶあげよう
そのかわり白しろく小ちいさくなってここに戻もどれたら
いいな
真maっxtu白shiroいi君kimiをwo手teのひらでnohirade転koroがしてきたgashitekita
ずいぶんzuibun前maeにni私watashiたちはこのtachihakono場所basyoにきていたんだnikiteitanda
灰色haiiroのno砂sunaがga風kazeでde巻maかれていったけどkareteittakedo
ずいぶんzuibun前maeにそれがどこへいくのかnisoregadokoheikunoka気kiづいていてduiteite
砂浜sunahamaとto線路senro
海umiのno上ueをはしるwohashiruトレインtoreinはha終着駅syuuchakuekiへhe
やるyaru気kiのないnonai黄色kiiroいi太陽taiyouがga沈shizuんでしまうndeshimau
言葉kotobaをwo連tsuraねne寒samuさをsawo煙kemuにまくnimaku毛布moufuをつくってあげるwotsukutteageru
ノnoートtoのno上ueでde眠nemuっているようなtteiruyouna君kimiにni
鯨kujiraのno骨honeをwo探sagaしてあつめてみたけれどshiteatsumetemitakeredo
めんどくさくなってmendokusakunatte君kimiにぜんぶあげたんだnizenbuagetanda
できたよってdekitayotte君kimiはha元motoにni戻modoしてくれたけどshitekuretakedo
いじわるなijiwaruna風kazeがga鯨kujiraをwo吹fuきki抜nuけたketa
冷saめていってしまうmeteitteshimau
それもsoremo今日kyouでde終owaわらせるんだwaraserunda
車窓syasouにni揺yuれるreruランプranpuがga私watashiをまだwomada迷mayoわせようとしてるのwaseyoutoshiteruno
嬉ureしかったしshikattashi楽tanoしかったしshikattashi辛tsuraかったしkattashi悔kuyaしかったしshikattashi
それらをsorerawo取toりri巻maいてたiteta寂sabiしさにshisani追oわれることももうないんでしょwarerukotomomounaindesyo
砂浜sunahamaとto線路senro
海umiのno上ueをはしるwohashiruトレインtoreinはha回送列車kaisouressya
押oしshi付tsuけがましいkegamashii太陽taiyouがのぼってきたganobottekita
鯨kujiraになればいいとninarebaiito手teをひいたwohiita君kimiにねnine
全部zenbuあげようageyou
そのかわりsonokawari白shiroくku小chiiさくなってここにsakunattekokoni戻modoれたらretara
いいなiina