あの夏なつの陽射ひざしが 焼やきついたまま
別わかれを知しるこの恋こい 夜よるをさらっていく
波音なみおとが近ちかづく 熱あつい渚なぎさよ
淋さみしげな影かげだけ残のこして終おわった
いくつもの日々ひびを重かさねていたけど どうしてすれ違ちがってきたのだろう
分わかち合あった愛あいと夢ゆめは 幻まぼろしだった?
あきらめたわけじゃない本当ほんとうは あなたを想おもっているの
だからいつの日ひか思おもい出でがね 輝かがやけるように
例たとえば笑わらって「あばよ」と手てを振ふれればどんなにいい?
一人ひとりのあなたを私わたしはまだ 愛あいしているから
閉とじたページに今いま 隠かくされた人ひと
花火はなびが散ちるように 切せつなさが染しみる
泣ないても誰だれもいない一人ひとりきりで 夜よるに隠かくしてほしかったのになぜ?
きれいな月つき 今日きょうも照てらす 海うみの調しらべ
いつから私わたしは弱よわくなった? 強つよさが何なにと知しらず
あなたの香かおりが今いまも私わたし 抱だきしめているよ
あなたがまだこんな私わたしにも 笑わらってくれるのなら
たった一ひとつだけあの言葉ことばも うそなんかじゃない
夏なつの幻まぼろしは二人ふたりの恋こい 海辺うみべの物語ものがたり
永遠えいえんという言葉ことばじゃないよ 約束やくそくもないね
どんなに心変こころがわりしても あの日々ひびは忘わすれない
どうかこの恋こいが消きえぬように 祈いのっていて欲ほしい
あのano夏natsuのno陽射hizaしがshiga 焼yaきついたままkitsuitamama
別wakaれをrewo知shiるこのrukono恋koi 夜yoruをさらっていくwosaratteiku
波音namiotoがga近chikaづくduku 熱atsuいi渚nagisaよyo
淋samiしげなshigena影kageだけdake残nokoしてshite終oわったwatta
いくつものikutsumono日々hibiをwo重kasaねていたけどneteitakedo どうしてすれdoushitesure違chigaってきたのだろうttekitanodarou
分waかちkachi合aったtta愛aiとto夢yumeはha 幻maboroshiだったdatta?
あきらめたわけじゃないakirametawakejanai本当hontouはha あなたをanatawo想omoっているのtteiruno
だからいつのdakaraitsuno日hiかka思omoいi出deがねgane 輝kagayaけるようにkeruyouni
例tatoえばeba笑waraってtte「あばよabayo」とto手teをwo振fureればどんなにいいrebadonnaniii?
一人hitoriのあなたをnoanatawo私watashiはまだhamada 愛aiしているからshiteirukara
閉toじたjitaペpeージjiにni今ima 隠kakuされたsareta人hito
花火hanabiがga散chiるようにruyouni 切setsuなさがnasaga染shiみるmiru
泣naいてもitemo誰dareもいないmoinai一人hitoriきりでkiride 夜yoruにni隠kakuしてほしかったのになぜshitehoshikattanoninaze?
きれいなkireina月tsuki 今日kyouもmo照teらすrasu 海umiのno調shiraべbe
いつからitsukara私watashiはha弱yowaくなったkunatta? 強tsuyoさがsaga何naniとto知shiらずrazu
あなたのanatano香kaoりがriga今imaもmo私watashi 抱daきしめているよkishimeteiruyo
あなたがまだこんなanatagamadakonna私watashiにもnimo 笑waraってくれるのならttekurerunonara
たったtatta一hitoつだけあのtsudakeano言葉kotobaもmo うそなんかじゃないusonankajanai
夏natsuのno幻maboroshiはha二人futariのno恋koi 海辺umibeのno物語monogatari
永遠eienというtoiu言葉kotobaじゃないよjanaiyo 約束yakusokuもないねmonaine
どんなにdonnani心変kokorogaわりしてもwarishitemo あのano日々hibiはha忘wasuれないrenai
どうかこのdoukakono恋koiがga消kiえぬようにenuyouni 祈inoっていてtteite欲hoしいshii