まだ言えない 歌詞 J/G ふりがな付

あの日ひくれた真冬まふゆの花束はなたば ラムの香かおりがしてた
夢ゆめの中なかのあの娘こ言いってた 「過去かこは変かえられないわ」

燃もえ上あがる空そら その先さきへ 一人ひとり歩あるいてゆくよ
何なにも持もたずに 東ひがしへと 吹ふいてくる風かぜさえ渇かわいてる

錆さびついた 孤独こどくのパレード あの娘こはもういない
通とおりすぎる無数むすうの面影おもかげ 果はてのないこの道みち
胸むねの中なか灯ともしてる 炎ほのおだけ抱だいて

あの日ひ飲のんだ安物やすもののウィスキー 薬くすりの味あじがしてた
バーテンダー皮肉ひにくに笑わらった 「未来みらいはお前まえ次第しだい」

灰色はいいろの空そら 悲かなしげに 雲間くもまから覗のぞく月つき
雨あめに打うたれて 凍こごえてる 誰だれも行いく先さきなどわからない

暗くらい夜よる 孤独こどくのパレード 景色けしきは蜃気楼しんきろう
指ゆびの先さき届とどかないオアシス 地図ちずにないこの街まち
オーロラに降おりてくるメロディーを抱だいて

くりかえす 孤独こどくのパレード あの娘こはいないのに
あふれだす記憶きおくの彼方かなたに 離はなれないこの想おもい 太陽たいように手てを伸のばして

今いまも言いえない 地図ちずにないこの道みち 胸むねの中なか灯ともしてる この炎ほのお抱だいて