銀ぎんの髪かみが揺ゆらぐ夜よる 蜂蜜はちみつに濡ぬれた月つきのドア
鍵かぎをかけた世界せかいの…向むこうに…
弓形きゅうけいに浮うかぶ錆付さびついたパズル どうやら鍵かぎを見失みうしなったようだ…
未完成みかんせいの教会きょうかいの中なかあの頃ころの僕ぼくが 涙なみだためてにらんでる
瞳ひとみ閉とじるといつかの君きみの姿すがた 柔やわらかな白しろい肩かたを抱だき寄よせて
大丈夫だいじょうぶ… 苦くるしみも悲かなしみも
はんぶんこずつ僕ぼくがもらうから
そのかわりに喜よろこびも幸しあわせももらうね
「ありがとう…」
小ちいさな声こえで僕ぼくの胸むねに顔かおうずめて君きみはたぶん…泣ないていたんだろ?
音おとにならない音おとが頭あたまに響ひびいた どうやら僕ぼくが間違まちがっていたようだ
昔むかし君きみが造つくった僕ぼくにしか読よめない文字もじ 子供こども遊あそびの暗号あんごう
瞳ひとみ閉とじると強つよがりな君きみの姿すがた 柔やわらかな白しろい肩かたを抱だき寄よせて
大丈夫だいじょうぶ… 苦くるしみも悲かなしみも
はんぶんこずつ僕ぼくがもらうから
そのかわりに喜よろこびも幸しあわせももらうね
「ありがとう…」
小ちいさな声こえで僕ぼくの胸むねに顔かおうずめて君きみは泣ないてたんだよ
「ううん…なんでもないよ。涙なみだなんか私わたしらしくないよね」
生いきてるのが不安ふあんで夢ゆめが見みれない時とき どうしようもない時とき
そんな時ときのために僕ぼくはここにいるの
甘あまえていいんだよ
強つよがらなくていいんだよ 女おんなの子こなんだから…
銀ぎんの髪かみが揺ゆらぐ夜よる 蜂蜜はちみつに濡ぬれた月つきのドア
鍵かぎをかけた世界せかいの向むこうに 涙なみだためた君きみが…僕ぼくの帰かえりを待まっていた
今いまこうやって手てをつないでいるのは奇跡きせきなんだよって 君きみが笑わらった
ありがとう
大おおきな声こえで 僕ぼくは君きみに沢山たくさんの勇気ゆうきをもらったね
「はんぶんこずつって言いったでしょ あなたのと私わたしの命いのちは一ひとつなんだよ」
「瞳ひとみを閉とじてみて あの頃ころのままの二人ふたりが まだ笑わらってる」
小ちいさな右手みぎてを握にぎって
…さあ、ゆっくり歩あるこうか
銀ginのno髪kamiがga揺yuらぐragu夜yoru 蜂蜜hachimitsuにni濡nuれたreta月tsukiのnoドアdoa
鍵kagiをかけたwokaketa世界sekaiのno…向muこうにkouni…
弓形kyuukeiにni浮uかぶkabu錆付sabitsuいたitaパズルpazuru どうやらdouyara鍵kagiをwo見失miushinaったようだttayouda…
未完成mikanseiのno教会kyoukaiのno中nakaあのano頃koroのno僕bokuがga 涙namidaためてにらんでるtameteniranderu
瞳hitomi閉toじるといつかのjirutoitsukano君kimiのno姿sugata 柔yawaらかなrakana白shiroいi肩kataをwo抱daきki寄yoせてsete
大丈夫daijoubu… 苦kuruしみもshimimo悲kanaしみもshimimo
はんぶんこずつhanbunkozutsu僕bokuがもらうからgamoraukara
そのかわりにsonokawarini喜yorokoびもbimo幸shiawaせももらうねsemomoraune
「ありがとうarigatou…」
小chiiさなsana声koeでde僕bokuのno胸muneにni顔kaoうずめてuzumete君kimiはたぶんhatabun…泣naいていたんだろiteitandaro?
音otoにならないninaranai音otoがga頭atamaにni響hibiいたita どうやらdouyara僕bokuがga間違machigaっていたようだtteitayouda
昔mukashi君kimiがga造tsukuったtta僕bokuにしかnishika読yoめないmenai文字moji 子供kodomo遊asoびのbino暗号angou
瞳hitomi閉toじるとjiruto強tsuyoがりなgarina君kimiのno姿sugata 柔yawaらかなrakana白shiroいi肩kataをwo抱daきki寄yoせてsete
大丈夫daijoubu… 苦kuruしみもshimimo悲kanaしみもshimimo
はんぶんこずつhanbunkozutsu僕bokuがもらうからgamoraukara
そのかわりにsonokawarini喜yorokoびもbimo幸shiawaせももらうねsemomoraune
「ありがとうarigatou…」
小chiiさなsana声koeでde僕bokuのno胸muneにni顔kaoうずめてuzumete君kimiはha泣naいてたんだよitetandayo
「ううんuun…なんでもないよnandemonaiyo。涙namidaなんかnanka私watashiらしくないよねrashikunaiyone」
生iきてるのがkiterunoga不安fuanでde夢yumeがga見miれないrenai時toki どうしようもないdoushiyoumonai時toki
そんなsonna時tokiのためにnotameni僕bokuはここにいるのhakokoniiruno
甘amaえていいんだよeteiindayo
強tsuyoがらなくていいんだよgaranakuteiindayo 女onnaのno子koなんだからnandakara…
銀ginのno髪kamiがga揺yuらぐragu夜yoru 蜂蜜hachimitsuにni濡nuれたreta月tsukiのnoドアdoa
鍵kagiをかけたwokaketa世界sekaiのno向muこうにkouni 涙namidaためたtameta君kimiがga…僕bokuのno帰kaeりをriwo待maっていたtteita
今imaこうやってkouyatte手teをつないでいるのはwotsunaideirunoha奇跡kisekiなんだよってnandayotte 君kimiがga笑waraったtta
ありがとうarigatou
大ooきなkina声koeでde 僕bokuはha君kimiにni沢山takusanのno勇気yuukiをもらったねwomorattane
「はんぶんこずつってhanbunkozutsutte言iったでしょttadesyo あなたのとanatanoto私watashiのno命inochiはha一hitoつなんだよtsunandayo」
「瞳hitomiをwo閉toじてみてjitemite あのano頃koroのままのnomamano二人futariがga まだmada笑waraってるtteru」
小chiiさなsana右手migiteをwo握nigiってtte
…さあsaa、ゆっくりyukkuri歩aruこうかkouka