寂さびしい夏なつ、終おわってく。体からだだけを許ゆるして。
僕ぼくはずっと泣ないてる。奇妙きみょうな事ことと、青あおい夜よる。
変かわってしまう朝あさ。ずれた時計とけいと。
叶かなわなかった声こえ。その瞳ひとみの色いろを無なくした。
夢ゆめの中なか、正ただしい事ことは何なにも無なくて。
暗闇くらやみで見みた、忘わすれた悲かなしみの続つづきを。
優やさしい窓まど、眺ながめて。残酷ざんこくなの。この部屋へや。
ベランダの外そとにはゆるやかな光ひかり。
扉とびらの鍵かぎは、もう赤あかいベッドの中なかに隠かくした。
水みずの中なか。捨すてられてる声こえを集あつめて。
音おとの隙間すきまの、出口でぐちを探さがし続つづけてるの。
寂sabiしいshii夏natsu、終oわってくwatteku。体karadaだけをdakewo許yuruしてshite。
僕bokuはずっとhazutto泣naいてるiteru。奇妙kimyouなna事kotoとto、青aoいi夜yoru。
変kaわってしまうwatteshimau朝asa。ずれたzureta時計tokeiとto。
叶kanaわなかったwanakatta声koe。そのsono瞳hitomiのno色iroをwo無naくしたkushita。
夢yumeのno中naka、正tadaしいshii事kotoはha何naniもmo無naくてkute。
暗闇kurayamiでde見miたta、忘wasuれたreta悲kanaしみのshimino続tsuduきをkiwo。
優yasaしいshii窓mado、眺nagaめてmete。残酷zankokuなのnano。このkono部屋heya。
ベランダberandaのno外sotoにはゆるやかなnihayuruyakana光hikari。
扉tobiraのno鍵kagiはha、もうmou赤akaいiベッドbeddoのno中nakaにni隠kakuしたshita。
水mizuのno中naka。捨suてられてるterareteru声koeをwo集atsuめてmete。
音otoのno隙間sukimaのno、出口deguchiをwo探sagaしshi続tsuduけてるのketeruno。