草原そうげんには優やさしい風かぜが吹ふいていて
草花達くさばなたちが一日中いちにちじゅうワルツを舞おどってた
鳥達とりたちの賛美歌さんびかをミツバチが運はこんできて
それが僕ぼくらの耳元みみもとで飛とび交かってた
ゆりかごがそこにはいつも置おいて有あり
腰掛こしかけた君きみの揺ゆれる髪かみを撫なでる度たび
柔やわらかな香かおりが僕ぼくを包つつみ込こみ
思おもわず僕ぼくはその髪かみにキスをする
いつもここで待まち合あわせて
君きみの作つくったランチを食たべてたっけ……
でも僕ぼくが戦場せんじょうに行いっているその間あいだ
君きみは大人おとなになってしまっていて
あの約束やくそくを頼たよりに 生いき延のびて戻もどったのに
君きみはもう違ちがう誰だれかの腕うでの中なか
そして僕ぼくは一人ひとり
草原そうげんはあの日ひのままの優やさしさで
くたびれて戸惑とまどう僕ぼくをそっと包つつみ込こむ
争あらそいには勝かったけど大事だいじな物ものを失なくして
一体僕いったいぼくは何なにをしていたのだろう
ぼくの肩かたに頭あたまのせた
君きみの写真しゃしんゆりかごに置おいて見みて
一度いちどだけ君きみがくれた 手紙てがみを読よみ返かえしたら
気付きづけなかった寂さびしさが降ふってきて
ごめんねとつぶやいても もうどうなる訳わけでもなく
切せつなさがギュッと胸むねをしめつける
Ahアー 僕ぼくが戦場せんじょうに行いっているその間あいだ
君きみはもう違ちがう誰だれかの腕うでの中なか
そして僕ぼくは一人ひとり
草原sougenにはniha優yasaしいshii風kazeがga吹fuいていてiteite
草花達kusabanatachiがga一日中ichinichijuuワルツwarutsuをwo舞odoってたtteta
鳥達toritachiのno賛美歌sanbikaをwoミツバチmitsubachiがga運hakoんできてndekite
それがsorega僕bokuらのrano耳元mimimotoでde飛toびbi交kaってたtteta
ゆりかごがそこにはいつもyurikagogasokonihaitsumo置oいてite有aりri
腰掛koshikaけたketa君kimiのno揺yuれるreru髪kamiをwo撫naでるderu度tabi
柔yawaらかなrakana香kaoりがriga僕bokuをwo包tsutsuみmi込koみmi
思omoわずwazu僕bokuはそのhasono髪kamiにniキスkisuをするwosuru
いつもここでitsumokokode待maちchi合aわせてwasete
君kimiのno作tsukuったttaランチranchiをwo食taべてたっけbetetakke……
でもdemo僕bokuがga戦場senjouにni行iっているそのtteirusono間aida
君kimiはha大人otonaになってしまっていてninatteshimatteite
あのano約束yakusokuをwo頼tayoりにrini 生iきki延noびてbite戻modoったのにttanoni
君kimiはもうhamou違chigaうu誰dareかのkano腕udeのno中naka
そしてsoshite僕bokuはha一人hitori
草原sougenはあのhaano日hiのままのnomamano優yasaしさでshisade
くたびれてkutabirete戸惑tomadoうu僕bokuをそっとwosotto包tsutsuみmi込koむmu
争arasoいにはiniha勝kaったけどttakedo大事daijiなna物monoをwo失naくしてkushite
一体僕ittaibokuはha何naniをしていたのだろうwoshiteitanodarou
ぼくのbokuno肩kataにni頭atamaのせたnoseta
君kimiのno写真syashinゆりかごにyurikagoni置oいてite見miてte
一度ichidoだけdake君kimiがくれたgakureta 手紙tegamiをwo読yoみmi返kaeしたらshitara
気付kiduけなかったkenakatta寂sabiしさがshisaga降fuってきてttekite
ごめんねとつぶやいてもgomennetotsubuyaitemo もうどうなるmoudounaru訳wakeでもなくdemonaku
切setsuなさがnasagaギュッgyuxtuとto胸muneをしめつけるwoshimetsukeru
Ahâ 僕bokuがga戦場senjouにni行iっているそのtteirusono間aida
君kimiはもうhamou違chigaうu誰dareかのkano腕udeのno中naka
そしてsoshite僕bokuはha一人hitori