車窓 歌詞 SANABAGUN. ふりがな付

秋あきはどの季節きせつよりも木々きぎたちが色濃いろこくなり、冬ふゆは美うつくしい一面いちめんの雪ゆきへと変かわる。
この曲きょくの主人公しゅじんこうは故郷こきょうを想おもう車窓しゃそうから外そとを眺ながめ、秋あきのように鮮明せんめいに覚おぼえている記憶きおくと冬ふゆのように美うつくしくも淡あわい思おもい出でを重かさね
合あわせている。


Do you remember? Do you remember that time in autumn leaves?
Do you remember? Do you remember where I first met you?

誰だれの過去かこ 帰かえる場所ばしょ 今いまを映うつし出だす 列車れっしゃの窓まど
秋あきを黄色きいろに染そめる稲穂いなほ 空そらは高たかく 青あおいもの
風かぜは見みえねど 触ふれられて 白しろい雲くもに 連つれられてく
川かわの水みずは清きよく流ながれ ただ思おもい出だす 帰路きろの眺ながめ

当あたり前まえが流ながれる窓まど さも変かわらぬままそこにあるかと
僕ぼくが住すんでるあの都会とかいじゃ "無む"が出来できていつの間まに消きえた
飾かざらないありのままと 暮くらせてたのは いつのこと
覚おぼえてるのはあの香かおりと 僕ぼくに笑わらった 君きみのこと

Do you remember? Do you remember that time in winter sky?
Do you remember? Do you remember when I once loved you?

君きみと今いま 会あえる場所ばしょ 過去かこを映うつし出だす 列車れっしゃの窓まど
美うつくしい一面いちめんの雪ゆき 引ひき換かえに吹ふく 風かぜは冷つめたい
曇くもった窓まどガラス越ごし見みる 風景ふうけいとどこか似にている
不確ふたしかが 美化びかしていくものは 思おもい出でや記憶きおく 偽いつわりの言葉ことば

僕ぼくが住すんでるあの都会とかいじゃ "嘘うそ"ができていつの間まに消きえた
冷ひえ切きった手て 握にぎり合あっても 互たがいのことなど覚おぼえないもの
色濃いろこい季節きせつは過すぎて 淡あわく 冷つめたく 輝かがやき続つづける
思おもい出だせないその声こえと 君きみがくれた 手紙てがみの内容ないよう

Do you remember? Do you remember that time in autumn leaves?
Do you remember? Do you remember that time in winter sky?