八月 歌詞 ヒグチアイ ふりがな付

八はち月がつのぬるい夜よる 些細ささいな出来事できごとで
溢あふれ出だしたコップの水みずに 二人ふたり溺おぼれたの

毎回まいかい同おなじことで争あらそって
泣ないて慰なぐさめて抱だき合あって眠ねむれば
解決かいけつしたような顔かおで笑わらえる
決きまりきったドラマの脚本きゃくほんみたいだ

孤独こどくに喰くわれた
未熟みじゅくな生いき物もの
今いまでもたしかに
あなたを想おもってるのに
飲のみ干ほせるだけの渇かわきは
恋こいが始はじまるときだけ
今いまじゃ諦あきらめちゃって心地ここちがよくて
一緒いっしょにいるだけ
これが愛あいなの?教おしえてほしい

チクタクと針はりが鳴なる ポツポツと雨あめが降ふる
アスファルト照てらす 信号しんごうの灯あかり
あなた 帰かえらない

足たりないの つたないよ
欲ほしがる方ほうが恥はずかしくて
もういいよ 虚むなしいよ
あの頃ころの ままじゃいられない
いっそもうこのまま

孤独こどくじゃ生いきれない
未熟みじゅくな生いき物もの
終おわらせることさえ
1人ひとりで選えらべないくせに
ほんとうの愛あいなんて
流ながれる星ほしのようだね
自分勝手じぶんかってに願ねがって叶かなわなくて
また願ねがってる
今いま以上いじょうをいつだって
探さがし迷まよってしまう
「あなたじゃなきゃ」じゃなくて
あなたがいいってちゃんと選えらびたい
帰かえっておいでよ 話はなしをするから