闇の中 ～ゆきてかへらぬ～ 歌詞 amazarashi ふりがな付

飴玉あめだまをなめている開戦前夜かいせんぜんやの校舎こうしゃ
牢屋ろうやの少年しょうねんは月夜つきよに口笛くちぶえ
鉄柵てっさくに張はり付ついた一昨日おとといの新聞しんぶんに
下世話げせわなアジテーションとパパとママの笑顔えがお

アパートのベランダでは下着泥棒したぎどろぼうの男おとこ
資本主義賛美的しほんしゅぎさんびてきなパンティーを盗ぬすむ
僕ぼくはといえば今夜何こんやなんかしでかしたくて
発禁はっきんになったLPとナイフをリュックにしまう

悲かなしみは悲かなしいまま悲かなしい振ふりを繰くり返かえし
悲かなしいとうそぶかせる僕ぼくの悲かなしみ
明日あすもし晴はれたらキャッチボールでもしようぜ
情緒不安定じょうちょふあんていなカーブ受うけ止とめて

日々ひびはいつも過すぎ去さって置おいてきぼりの僕等ぼくら
最終さいしゅうが行いってしまったホームで夜明よあけを待まつ
卑怯ひきょうな僕等ぼくらだから被害者ひがいしゃみたいに泣ないて
言いい訳わけみたいな涙なみだが海うみに還かえるまで

爆弾ばくだんを乗のせたトラックが中東ちゅうとうの荒あれた道みちで
僕ぼくが死しに急いそぐスピードを軽々追かるがるおい越こした
だからと言いう訳わけじゃないが僕ぼくは旅たびに出でる
排気はいきガスの向むかい風かぜ テープにブルーハーツ

明日あしたには明日あしたの風かぜが明日あしたの真似まねをして吹ふく
不自由ふじゆうと口走くちばしらせる僕ぼくらの自由じゆう
行いきて帰かえらぬ昨日きのうなら資源しげんゴミの日ひに捨すてた山積やまづみのアルバイト雑誌ざっしと一緒いっしょに

日々ひびはいつも過すぎ去さって置おいてきぼりの僕等ぼくら
最終さいしゅうが行いってしまったホームで夜明よあけを待まつ
卑怯ひきょうな僕等ぼくらだから被害者ひがいしゃみたいに泣ないて
言いい訳わけみたいな涙なみだが海うみに還かえるまで

行いこうか戻もどろうか
二度にどと振ふり返かえっては駄目だめだ
行いこうか戻もどろうか
立たち止どまったらそこで終おわりだ
公園こうえんのゴミ箱はこに
入はいりそこなった空あき缶かんみたいに
ほら見みろよあの日ひの
叶かなわなかった夢ゆめが転ころがってる

日々ひびはいつも過すぎ去さって置おいてきぼりの僕等ぼくら
最終さいしゅうが行いってしまったホームで夜明よあけを待まつ
卑怯ひきょうな僕等ぼくらだから被害者ひがいしゃみたいに泣ないて
言いい訳わけみたいな歌うたが海うみに還かえるまで?