君きみはひとりぼっちで出来損できそこないの怪物かいぶつと身体からだ重かさねている
同おなじこの沼ぬまで足あしをとられていた
僕ぼくを引ひきずり込こむ

あたたかい泥水どろみず チョコレートみたいな甘あまい匂におい
沈しずんでく
呼吸こきゅうもままならない 苦くるしくてもがいた
少すこし息継いきつぎ

突つき刺さす 冷つめたい夜よるが
君きみだけ 笑わらっていた 笑わらってるよ

ここじゃ思おもいのまま潔癖けっぺきは守まもられ真実しんじつは隠かくされる
フラニーのように振ふる舞まってみたって
ゾーイーはどこにもいない

君きみはもう悟さとっていて
分わかっててやっている 僕ぼくのことも
ありあまる若わかさと儚はかなさを転ころがして
遊あそんでいるんだ

白しろい肌はだ 僕ぼくは 僕ぼくは
君きみだけ 受うけ入いれるよ 受うけ入いれるよ