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最後さいごのタバコをかれよこった
あめんだばかりのベランダで

おもっていたよりずっと かぜつめたくって
心細こころぼそさばかりあおられた

時間じかん後回あとまわしになって
いろんなことが下手へただったまま
きとえばつななおせたぎた

BOY 見慣みなれたその指先ゆびさきの BOY さびしさにをそらした
BOY しずかにしたあと BOY かれ部屋へやった

何度目なんどめだろうだに 寝返ねがえりをうつたび
そこにるようながしちゃうの

すこしづつはなれてく 部屋中へやじゅういた
のこのようなかれ気配けはい

あわただしくぎてゆく日常にちじょうの ほんのわずかなむね隙間すきま
不意ふいによぎるあざやかな記憶きおく欠片かけら

BOY あるはじめた世界せかいは BOY あたらしいページめくって
BOY なにひとつ遠慮えんりょもなしに BOY いまはじめていく

BOY だからあるはじめなくちゃ BOY つぎのページを手繰たぐって
BOY 時々ときどきおもかえして 時々ときどきかれおもって