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てしなくひろがる海原うなばら
板切いたきひとつにしがみくような
日々ひびにもう嫌気いやけして
少年しょうねん貨物かもつまぎんだ
ちかづく足音あしおと反比例はんぴれいして
いきをそっところしていく
ぼくぼく密輸みつゆする
だってってたってたすけなんてやしない
誰1人来だれひとりきやしないよ

どれくらいったろうか
食料しょくりょうみずきて
意識いしきさえも途絶とだえてく
つぎめたとき
ひろがる新世界しんせかい
あたらしい自分じぶん
そうしんじたいね

両手両足貼付りょうてりょうあしはりつけられて
目覚めざましわりのみずかぶった
現実げんじつはそんなにあまいさ
首筋くびすじやいばまわして
"なにをしに此処ここへ"とたずねられた
船長せんちょう不適ふてきわら

"世界せかい退屈たいくつ仕方しかたないのです"
だれかの航路こうろをなぞってたって辿たどけはしない
新世界しんせかい

"るなりくなりきにしろって"
少年しょうねん覚悟かくごさけんだ
首筋くびすじやいばんで
"世界せかい退屈たいくつなげくような
つまらない大人おとなにだけはなるな"
そのむねふかきざ