F.I.T. 歌詞 Analogfish ふりがな付

今いまよりは少すこし世界せかいがシンプルな時代じだいに生うまれた
着きせられた服ふくは正直しょうじきイマイチしっくりとこなくって
丈たけが短みじかいとか長なが過すぎるとかデザインが好すきじゃないとか
丁度ちょうどいい服ふくを用意よういできないまま時ときだけが流ながれてった

冬物ふゆもののコート選えらんでるうちに春はるは過すぎ夏なつになった
やっと見みつけた服ふくさえ次つぎの年としには廃すたれて着きれなくなった
夏なつ暑あつ過すぎるとか肌寒はだざむいとかブランドが好すきじゃないとか
街まちを行いくあの子こが見みせるビビッドな笑顔えがおがまぶしかった

こんな服ふくは脱ぬいで
裸はだかで踊おどる夢ゆめを見みる

「難むずかしい話はなしも主義しゅぎも主張しゅちょうもダサイのも興味きょうみないし
100年先ねんさきの事ことなんて全然ぜんぜん想像そうぞうできないわ」
あのセレブのモデルの再従姉妹はとこのペットと同おなじの買かわなくちゃ
丁度ちょうどいい服ふくを用意よういできないまま時ときだけが流ながれてった

こんな服ふくは脱ぬいで
裸はだかで踊おどる夢ゆめを見みる

あれでもないしこれもちがうの
いるはずの私わたしが見当みあたらないの
Fitする私わたしはどこにいる?
鏡かがみの中なかのスクリーンの中なかの
いるべき私わたしがどこにもいないの
Fitする私わたしはどこにいる?

F.I.T.