春はるは お城しろに花吹雪はなふぶき ぼんぼりに淡あわい明あかり灯ともる
いにしえに石垣いしがきをひとつひとつ 積つみ上あげた誰だれかを偲しのぶ頃ころ
城しろのある町まちで 生うまれたから
辛つらいときには 坂道さかみちのぼれ
見返みかえり坂さかを抜ぬけて 振ふり向むけば
どうにかなるさと 瀬戸せとの青あおい海うみ
夏なつは 白壁しらかべに赤あかい色いろ あなたの手ての団扇うちわが風かぜを呼よぶよ
虫送むしおくり 夜空よぞらに遠とお花火はなび 踊おどりの宴うたげ やがて地蔵盆じぞうぼん
城しろのある町まちで 生うまれたから
嬉うれしいときにも 坂道さかみちのぼれ
潮しお湧わく瀬戸せとは 光ひかりに揺ゆれて
あれは北前きたまえ船せんか さて幻まぼろしか
秋あきは 月見つきみの天守閣てんしゅかく ふと暖だんをとるや月菜つきな汁じる
冬ふゆも 変かわらぬ讃岐富士さぬきふじ 金刀かねとう比ひ羅うすものへ向むかう遍路へんろみち
城しろのある町まちで 生うまれたから
悲かなしいときこそ 坂道さかみちのぼれ
二にの丸まる越ごしに 明日あすが見みえる
石垣いしがきの向むこうに すぐ春はるが来くる
城しろのある町まちで 生うまれたから…
春haruはha おo城shiroにni花吹雪hanafubuki ぼんぼりにbonborini淡awaいi明aかりkari灯tomoるru
いにしえにinishieni石垣ishigakiをひとつひとつwohitotsuhitotsu 積tsuみmi上aげたgeta誰dareかをkawo偲shinoぶbu頃koro
城shiroのあるnoaru町machiでde 生uまれたからmaretakara
辛tsuraいときにはitokiniha 坂道sakamichiのぼれnobore
見返mikaeりri坂sakaをwo抜nuけてkete 振fuりri向muけばkeba
どうにかなるさとdounikanarusato 瀬戸setoのno青aoいi海umi
夏natsuはha 白壁shirakabeにni赤akaいi色iro あなたのanatano手teのno団扇uchiwaがga風kazeをwo呼yoぶよbuyo
虫送mushiokuりri 夜空yozoraにni遠too花火hanabi 踊odoりのrino宴utage やがてyagate地蔵盆jizoubon
城shiroのあるnoaru町machiでde 生uまれたからmaretakara
嬉ureしいときにもshiitokinimo 坂道sakamichiのぼれnobore
潮shio湧waくku瀬戸setoはha 光hikaりにrini揺yuれてrete
あれはareha北前kitamae船senかka さてsate幻maboroshiかka
秋akiはha 月見tsukimiのno天守閣tensyukaku ふとfuto暖danをとるやwotoruya月菜tsukina汁jiru
冬fuyuもmo 変kaわらぬwaranu讃岐富士sanukifuji 金刀kanetou比hi羅usumonoへhe向muかうkau遍路henroみちmichi
城shiroのあるnoaru町machiでde 生uまれたからmaretakara
悲kanaしいときこそshiitokikoso 坂道sakamichiのぼれnobore
二niのno丸maru越goしにshini 明日asuがga見miえるeru
石垣ishigakiのno向muこうにkouni すぐsugu春haruがga来kuるru
城shiroのあるnoaru町machiでde 生uまれたからmaretakara…