うきぶくろをもって 海うみにいこう
焼やけすぎた砂すなで 城しろをつくろう
ぼくの事ことは もう構かまわなくていい
水平線すいへいせんのかなたに― そう 船ふねが浮うかんでるのは
遠とおい国くにの密入国者みつにゅうこくしゃの船ふねかな
こちらをじっと見みつめたまんま 沖おきの瀬せに消きえて行いく
空そらの遠とおく 何なにもかも君きみは見みていたんだろう
雨あめあがりを待まって 山やまにいこう
カプトムシをとって みせびらかそう
ぼくの街まちじゃ もうかえる場所ばしょもない
海岸線かいがんせんの岬みさきにじっと 誰だれかが立たってるのは
ぼくの街まちに 嫌気いやけがさした自殺者じさつしゃかな
こちらをじっと見みつめたまんま いつしか消きえている
どんな顔かおで神様かみさまはそれを見みているんだろう
うきぶくろをもってukibukurowomotte 海umiにいこうniikou
焼yaけすぎたkesugita砂sunaでde 城shiroをつくろうwotsukurou
ぼくのbokuno事kotoはha もうmou構kamaわなくていいwanakuteii
水平線suiheisenのかなたにnokanatani― そうsou 船funeがga浮uかんでるのはkanderunoha
遠tooいi国kuniのno密入国者mitsunyuukokusyaのno船funeかなkana
こちらをじっとkochirawojitto見miつめたまんまtsumetamanma 沖okiのno瀬seにni消kiえてete行iくku
空soraのno遠tooくku 何naniもかもmokamo君kimiはha見miていたんだろうteitandarou
雨ameあがりをagariwo待maってtte 山yamaにいこうniikou
カプトムシkaputomushiをとってwototte みせびらかそうmisebirakasou
ぼくのbokuno街machiじゃja もうかえるmoukaeru場所basyoもないmonai
海岸線kaigansenのno岬misakiにじっとnijitto 誰dareかがkaga立taってるのはtterunoha
ぼくのbokuno街machiにni 嫌気iyakeがさしたgasashita自殺者jisatsusyaかなkana
こちらをじっとkochirawojitto見miつめたまんまtsumetamanma いつしかitsushika消kiえているeteiru
どんなdonna顔kaoでde神様kamisamaはそれをhasorewo見miているんだろうteirundarou