日ひに日ひに強つよまる吹雪ふぶきは なお強つよまるかもしれない
日ひに日ひに深ふかまる暗闇くらやみ なお深ふかまるかもしれない
日ひに日ひに打うち寄よせる波なみが 岸辺きしべを崩くずすように
どこから来きたかと訊きくのは 年老としおいた者ものたち
どこにも残のこらぬ島しまなら 名前なまえは言いえない
恐おそろしいものの形かたちを ノートに描えがいてみなさい
そこに描えがけないものが 君きみたちを殺ころすだろう
間あいだ引ひかれる子この目印めじるし 気付きづけかれる場所ばしょにはない
どこから来きたかと訊きくのは 年老としおいた者ものたち
どこにも残のこらぬ島しまなら 名前なまえは言いえない
降ふり積つもる白しろいものは 羽はねの形かたちをしている
数かぞえきれない数かずの 羽はねの形かたちをしている
あまりにも多おお過すぎて やがて気きにならなくなる
どこから来きたかと訊きくのは 年老としおいた者ものたち
どこにも残のこらぬ島しまなら 名前なまえは言いえない
誰だれも言いえない
はじめから無なかったことになるのだろう
疑うたがうブームが過すぎて 楯突たてつくブームが過すぎて
静しずかになる日ひが来きたら 予定よていどおりに雪ゆきが降ふる
どこから来きたかと訊きくのは 年老としおいた者ものたち
何なにもない闇やみの上うえを 吹雪ふぶきは吹ふくだろう
日hiにni日hiにni強tsuyoまるmaru吹雪fubukiはha なおnao強tsuyoまるかもしれないmarukamoshirenai
日hiにni日hiにni深fukaまるmaru暗闇kurayami なおnao深fukaまるかもしれないmarukamoshirenai
日hiにni日hiにni打uちchi寄yoせるseru波namiがga 岸辺kishibeをwo崩kuzuすようにsuyouni
どこからdokokara来kiたかとtakato訊kiくのはkunoha 年老toshioいたita者monoたちtachi
どこにもdokonimo残nokoらぬranu島shimaならnara 名前namaeはha言iえないenai
恐osoろしいもののroshiimonono形katachiをwo ノnoートtoにni描egaいてみなさいiteminasai
そこにsokoni描egaけないものがkenaimonoga 君kimiたちをtachiwo殺koroすだろうsudarou
間aida引hiかれるkareru子koのno目印mejirushi 気付kidukeかれるkareru場所basyoにはないnihanai
どこからdokokara来kiたかとtakato訊kiくのはkunoha 年老toshioいたita者monoたちtachi
どこにもdokonimo残nokoらぬranu島shimaならnara 名前namaeはha言iえないenai
降fuりri積tsuもるmoru白shiroいものはimonoha 羽haneのno形katachiをしているwoshiteiru
数kazoえきれないekirenai数kazuのno 羽haneのno形katachiをしているwoshiteiru
あまりにもamarinimo多oo過suぎてgite やがてyagate気kiにならなくなるninaranakunaru
どこからdokokara来kiたかとtakato訊kiくのはkunoha 年老toshioいたita者monoたちtachi
どこにもdokonimo残nokoらぬranu島shimaならnara 名前namaeはha言iえないenai
誰dareもmo言iえないenai
はじめからhajimekara無naかったことになるのだろうkattakotoninarunodarou
疑utagaうuブbuームmuがga過suぎてgite 楯突tatetsuくkuブbuームmuがga過suぎてgite
静shizuかになるkaninaru日hiがga来kiたらtara 予定yoteiどおりにdoorini雪yukiがga降fuるru
どこからdokokara来kiたかとtakato訊kiくのはkunoha 年老toshioいたita者monoたちtachi
何naniもないmonai闇yamiのno上ueをwo 吹雪fubukiはha吹fuくだろうkudarou