幾いくつあっても 足たりない命いのち
バカを言いうなよ 命いのちはひとつ
明石あかし 荒塩あらじお ひとつまみ
酒さけの肴さかなに 酌くみかわす
俺おれとお前まえの この盃さかづきは
天てんにも地ちにも ただひとつ
箍たがが緩ゆるんだ 手桶ておけの水みずは
いくら注つごうと たまりはしない
人ひとのこころも 同おなじこと
女おんなごころは なおのこと
胸むねにきざんだ 男おとこの夢ゆめは
天てんにも地ちにも ただひとつ
辛つらいときほど 値打ねうちがわかる
南部鉄てつびん 男おとこの絆きずな
意地いじは立たてても こめかみに
筋すじを立たてれば勇いさみ足あし 勝負しょうぶどころで
打うつ手てはひとつ
天てんにも地ちにも ただひとつ
幾ikuつあってもtsuattemo 足taりないrinai命inochi
バカbakaをwo言iうなよunayo 命inochiはひとつhahitotsu
明石akashi 荒塩arajio ひとつまみhitotsumami
酒sakeのno肴sakanaにni 酌kuみかわすmikawasu
俺oreとおtoo前maeのno このkono盃sakadukiはha
天tenにもnimo地chiにもnimo ただひとつtadahitotsu
箍tagaがga緩yuruんだnda 手桶teokeのno水mizuはha
いくらikura注tsuごうとgouto たまりはしないtamarihashinai
人hitoのこころもnokokoromo 同onaじことjikoto
女onnaごころはgokoroha なおのことnaonokoto
胸muneにきざんだnikizanda 男otokoのno夢yumeはha
天tenにもnimo地chiにもnimo ただひとつtadahitotsu
辛tsuraいときほどitokihodo 値打neuちがわかるchigawakaru
南部鉄tetsuびんbin 男otokoのno絆kizuna
意地ijiはha立taててもtetemo こめかみにkomekamini
筋sujiをwo立taてればtereba勇isaみmi足ashi 勝負syoubuどころでdokorode
打uつtsu手teはひとつhahitotsu
天tenにもnimo地chiにもnimo ただひとつtadahitotsu