木洩れ日 歌詞 山口百恵 ふりがな付

一枚いちまいの木この葉はのそよぎに
耳みみをそばだてれば
風かぜと一緒いっしょにあなたが
通とおり過すぎたのがわかる

追おいかけましょうか
足跡あしあとを辿たどり
それとも 聞きこえぬ振ぶりで
俯うつむきましょうか

あなたの心こころは閉とざされた
深ふかい森もりのように
一筋ひとすじの木洩こもれ日びさえも
遮さえぎぎってしまうのよ

寝返ねがえりえりを打うつたびごとに
目めを覚さまして見みれば
夢ゆめと一緒いっしょにあなたが
そっと消きえたのがわかる

掴つかまえましょうか
先さきき廻まわりをして
それとも まどろみの中なか
呼よんでみましょうか

私わたしの心こころは迷まよい道みち
暗くらい森もりの中なかで
一筋ひとすじの木洩こもれ日びさえも
見みることができないの

掴つかまえましょうか
先さきき廻まわりをして
それとも まどろみの中なか
呼よんでみましょうか