わずかばかりの 小遣こづかいを
胸むねにしまって 泣なきながら
別わかれ惜おしんだ 北きたの駅えき
妹いもうとよ つらくないかい東京とうきょうは
たった一人ひとりの 妹いもうとよ
心こころ貧まずしく 生いきないで
春はるがめぐって 夏なつが来きて
名前なまえさえない こぼれ花ばな
線路せんろづたいに 咲さいてます
妹いもうとよ 赤あかい水玉みずたま浴衣ゆかた着きて
ふたり回まわした 風車かざぐるま
ひとり回まわせば 手てが重おもい
夢ゆめに流ながされ すがりつき
愛あいしながらも 故郷ふるさとを
捨すてて行いくのね 遠とおい町まち
妹いもうとよ 泣ないちゃいないか東京とうきょうで
急いそがなくても ゆっくりと
きっと幸しあわせ 見みつけてね
わずかばかりのwazukabakarino 小遣kodukaいをiwo
胸muneにしまってnishimatte 泣naきながらkinagara
別wakaれre惜oしんだshinda 北kitaのno駅eki
妹imoutoよyo つらくないかいtsurakunaikai東京toukyouはha
たったtatta一人hitoriのno 妹imoutoよyo
心kokoro貧mazuしくshiku 生iきないでkinaide
春haruがめぐってgamegutte 夏natsuがga来kiてte
名前namaeさえないsaenai こぼれkobore花bana
線路senroづたいにdutaini 咲saいてますitemasu
妹imoutoよyo 赤akaいi水玉mizutama浴衣yukata着kiてte
ふたりfutari回mawaしたshita 風車kazaguruma
ひとりhitori回mawaせばseba 手teがga重omoいi
夢yumeにni流nagaされsare すがりつきsugaritsuki
愛aiしながらもshinagaramo 故郷furusatoをwo
捨suててtete行iくのねkunone 遠tooいi町machi
妹imoutoよyo 泣naいちゃいないかichainaika東京toukyouでde
急isoがなくてもganakutemo ゆっくりとyukkurito
きっとkitto幸shiawaせse 見miつけてねtsuketene