桜さくらだよりが 北きたへ向むけば
白しろい大地だいちが
静しずかに動うごきはじめる
おやじ今頃いまごろストーブの
側そばで語かたらず酒酌さけくむ日々ひびか
せめて想おもいを
夜汽車よぎしゃにのせたい
ああ
わがふるさとへ
陽ひざしまぶしく 土つちも黒くろく
春はるが萌もえ立たつ
やさしさ遠とおくに見みえる
友ともよ元気げんきか嫁よめさんも
おれも なんとか
暮くらしているさ
今度行こんどいったら
ふたりで飲のもうか
ああ
わがふるさとで
雪ゆきどけ水みずが川かわにあふれ
花はなのつぼみや
木きの芽めが日毎ひごとふくらむ
おやじ口くちには出ださないが
涙なみだにじんだ
おふくろ便だより
おれの帰かえりを
待まってるらしいと
ああ
わがふるさとよ
桜sakuraだよりがdayoriga 北kitaへhe向muけばkeba
白shiroいi大地daichiがga
静shizuかにkani動ugoきはじめるkihajimeru
おやじoyaji今頃imagoroストsutoーブbuのno
側sobaでde語kataらずrazu酒酌sakekuむmu日々hibiかka
せめてsemete想omoいをiwo
夜汽車yogisyaにのせたいninosetai
ああaa
わがふるさとへwagafurusatohe
陽hiざしまぶしくzashimabushiku 土tsuchiもmo黒kuroくku
春haruがga萌moえe立taつtsu
やさしさyasashisa遠tooくにkuni見miえるeru
友tomoよyo元気genkiかka嫁yomeさんもsanmo
おれもoremo なんとかnantoka
暮kuらしているさrashiteirusa
今度行kondoiったらttara
ふたりでfutaride飲noもうかmouka
ああaa
わがふるさとでwagafurusatode
雪yukiどけdoke水mizuがga川kawaにあふれniafure
花hanaのつぼみやnotsubomiya
木kiのno芽meがga日毎higotoふくらむfukuramu
おやじoyaji口kuchiにはniha出daさないがsanaiga
涙namidaにじんだnijinda
おふくろofukuro便dayoりri
おれのoreno帰kaeりをriwo
待maってるらしいとtterurashiito
ああaa
わがふるさとよwagafurusatoyo