とにかく車くるまに乗のって
ちょっとでも遠とおくへ行いこう
こんな気持きもちのままじゃ
きっとずっと眠ねむれない
子供こどもの気持きもちを
もう全部ぜんぶ解わかりきれない
両親りょうしんのさみしそうな声こえ
今日きょうは辛つらいから
留守電るすでんは切きっておこう
高速こうそくも小ちいさな路地ろじも
この街まちの地図ちずは覚おぼえてるから
さぁ逃にげ出だそう だけど一体いったい
どこへ逃にげて行いけばいいんだろう
今日きょうずっと抱かかえてたのが
僕ぼくだけにしか解わからない痛いたみなら
誰だれも気付きづかない場所ばしょに捨すてて
何なにもなかったように
今いますぐ笑わらいたい
ずいぶん見みていなかった
夕焼ゆうやけみたいな色いろをして
朝焼あさやけが僕ぼくに言いう
「ちょっとくらい眠ねむらなきゃ」
もうすぐ車くるまは
大おおきな橋はしを渡わたる
逃にげ出だした街まちへ戻もどるための
「虹にじの架かけ橋はし」皮肉ひにくみたいで笑わらえた
東京とうきょうが朝あさもやの中なかで
なんだか寝ねぼけているように見みえる
さあこの隙すきに忍しのび帰かえろう
家出いえでから迷まよい戻もどる子供こどものように
今日きょうずっと抱かかえ続つづけた
僕ぼくだけにしか解わからない痛いたみも
捨すてずにこのまま持もっていれば
もうすぐ昨日きのうの
痛いたみに変かわるだろうか
見慣みなれない自転車じてんしゃが駅前えきまえに増ふえた
来くる人ひと 帰かえる人ひとが持もち寄よった夢ゆめを
この場所ばしょで支ささえられるうちは
僕ぼくの郵便ゆうびん番号ばんごうは1から始はじまる
今日きょうずっと抱かかえ続つづけた
泣なきそうなときのあの胸むねの微熱びねつが
僕ぼくの体温たいおんになって
いつかだれかのことを
暖あたためる術すべになる
もうすぐ昨日きのうの痛いたみになる
とにかくtonikaku車kurumaにni乗noってtte
ちょっとでもchottodemo遠tooくへkuhe行iこうkou
こんなkonna気持kimoちのままじゃchinomamaja
きっとずっとkittozutto眠nemuれないrenai
子供kodomoのno気持kimoちをchiwo
もうmou全部zenbu解wakaりきれないrikirenai
両親ryoushinのさみしそうなnosamishisouna声koe
今日kyouはha辛tsuraいからikara
留守電rusudenはha切kiっておこうtteokou
高速kousokuもmo小chiiさなsana路地rojiもmo
このkono街machiのno地図chizuはha覚oboえてるからeterukara
さぁsaa逃niげge出daそうsou だけどdakedo一体ittai
どこへdokohe逃niげてgete行iけばいいんだろうkebaiindarou
今日kyouずっとzutto抱kakaえてたのがetetanoga
僕bokuだけにしかdakenishika解wakaらないranai痛itaみならminara
誰dareもmo気付kiduかないkanai場所basyoにni捨suててtete
何naniもなかったようにmonakattayouni
今imaすぐsugu笑waraいたいitai
ずいぶんzuibun見miていなかったteinakatta
夕焼yuuyaけみたいなkemitaina色iroをしてwoshite
朝焼asayaけがkega僕bokuにni言iうu
「ちょっとくらいchottokurai眠nemuらなきゃranakya」
もうすぐmousugu車kurumaはha
大ooきなkina橋hashiをwo渡wataるru
逃niげge出daしたshita街machiへhe戻modoるためのrutameno
「虹nijiのno架kaけke橋hashi」皮肉hinikuみたいでmitaide笑waraえたeta
東京toukyouがga朝asaもやのmoyano中nakaでde
なんだかnandaka寝neぼけているようにboketeiruyouni見miえるeru
さあこのsaakono隙sukiにni忍shinoびbi帰kaeろうrou
家出iedeからkara迷mayoいi戻modoるru子供kodomoのようにnoyouni
今日kyouずっとzutto抱kakaえe続tsuduけたketa
僕bokuだけにしかdakenishika解wakaらないranai痛itaみもmimo
捨suてずにこのままtezunikonomama持moっていればtteireba
もうすぐmousugu昨日kinouのno
痛itaみにmini変kaわるだろうかwarudarouka
見慣minaれないrenai自転車jitensyaがga駅前ekimaeにni増fuえたeta
来kuるru人hito 帰kaeるru人hitoがga持moちchi寄yoったtta夢yumeをwo
このkono場所basyoでde支sasaえられるうちはerareruuchiha
僕bokuのno郵便yuubin番号bangouはha1からkara始hajiまるmaru
今日kyouずっとzutto抱kakaえe続tsuduけたketa
泣naきそうなときのあのkisounatokinoano胸muneのno微熱binetsuがga
僕bokuのno体温taionになってninatte
いつかだれかのことをitsukadarekanokotowo
暖atataめるmeru術subeになるninaru
もうすぐmousugu昨日kinouのno痛itaみになるmininaru