立たち込こめだした霧きりは君きみを
捜さがす僕ぼくの感かんを鈍にぶらせる
終おわった後あとでもう二度にどと
無駄むだな争あらそいはしないと誓ちかうのに
誰だれかに頼たのまれた訳わけじゃなく
二人ふたりで暮くらそうと決きめた
場所ばしょから君きみか僕ぼくのどちらかが
もう何度なんども飛とび出だしていった
あの明あかるい場所ばしょは横浜球場よこはまきゅうじょう
ナイトゲームの照明しょうめいが霧きりを照てらし
膨ふくらんだ光ひかりがまるで着陸ちゃくりくした
巨大きょだいな宇宙船うちゅうせんみたいに見みえるから
まるで君きみが何処どこかずっと遠とおくに
さらわれていくような気きがした
霧きりが晴はれていくのと一緒いっしょに
君きみを失うしなうなんてやだよ
さっきより深ふかくなった霧きりは
見慣みなれたいつもの景色けしきを消けして
賑にぎやかな街まちの音おとを奪うばい
僕ぼくの知しらない世界せかいに変かえていく
この霧きりに足止あしどめをされなければ
自分じぶんに悪わるい所ところはないかひとつも
まだ考かんがえようとしない僕ぼくが
君きみを傷きずつけてしまったかもしれない
まるで僕ぼくがそれに気付きづく間あいだに
君きみが遠とおくに行いかないように
きっとこんな優やさしい霧きりを
神様かみさまがかけてくれたんだ
何なにかを求もとめてばかりいたんだ
何なにが出来できるのか考かんがえもせずに
もう探さがしには行いかない
あの部屋へやで待まっていよう
きっと帰かえってくる君きみのために
まるで僕ぼくがそれに気付きづくその時ときを
ずっと待まっていてくれたみたいに
霧きりは晴はれてもう僕ぼくも君きみも
帰かえる道みちを間違まちがえない
君きみと僕ぼくに神様かみさまがくれた
不思議ふしぎな夜よるを忘わすれない
立taちchi込koめだしたmedashita霧kiriはha君kimiをwo
捜sagaすsu僕bokuのno感kanをwo鈍nibuらせるraseru
終oわったwatta後atoでもうdemou二度nidoとto
無駄mudaなna争arasoいはしないとihashinaito誓chikaうのにunoni
誰dareかにkani頼tanoまれたmareta訳wakeじゃなくjanaku
二人futariでde暮kuらそうとrasouto決kiめたmeta
場所basyoからkara君kimiかka僕bokuのどちらかがnodochirakaga
もうmou何度nandoもmo飛toびbi出daしていったshiteitta
あのano明akaるいrui場所basyoはha横浜球場yokohamakyuujou
ナイトゲnaitogeームmuのno照明syoumeiがga霧kiriをwo照teらしrashi
膨fukuらんだranda光hikariがまるでgamarude着陸chakurikuしたshita
巨大kyodaiなna宇宙船uchuusenみたいにmitaini見miえるからerukara
まるでmarude君kimiがga何処dokoかずっとkazutto遠tooくにkuni
さらわれていくようなsarawareteikuyouna気kiがしたgashita
霧kiriがga晴haれていくのとreteikunoto一緒issyoにni
君kimiをwo失ushinaうなんてやだよunanteyadayo
さっきよりsakkiyori深fukaくなったkunatta霧kiriはha
見慣minaれたいつものretaitsumono景色keshikiをwo消keしてshite
賑nigiやかなyakana街machiのno音otoをwo奪ubaいi
僕bokuのno知shiらないranai世界sekaiにni変kaえていくeteiku
このkono霧kiriにni足止ashidoめをされなければmewosarenakereba
自分jibunにni悪waruいi所tokoroはないかひとつもhanaikahitotsumo
まだmada考kangaえようとしないeyoutoshinai僕bokuがga
君kimiをwo傷kizuつけてしまったかもしれないtsuketeshimattakamoshirenai
まるでmarude僕bokuがそれにgasoreni気付kiduくku間aidaにni
君kimiがga遠tooくにkuni行iかないようにkanaiyouni
きっとこんなkittokonna優yasaしいshii霧kiriをwo
神様kamisamaがかけてくれたんだgakaketekuretanda
何naniかをkawo求motoめてばかりいたんだmetebakariitanda
何naniがga出来dekiるのかrunoka考kangaえもせずにemosezuni
もうmou探sagaしにはshiniha行iかないkanai
あのano部屋heyaでde待maっていようtteiyou
きっとkitto帰kaeってくるttekuru君kimiのためにnotameni
まるでmarude僕bokuがそれにgasoreni気付kiduくそのkusono時tokiをwo
ずっとzutto待maっていてくれたみたいにtteitekuretamitaini
霧kiriはha晴haれてもうretemou僕bokuもmo君kimiもmo
帰kaeるru道michiをwo間違machigaえないenai
君kimiとto僕bokuにni神様kamisamaがくれたgakureta
不思議fushigiなna夜yoruをwo忘wasuれないrenai